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殺し屋勤めました  作者: こなみ
3/12

面接って緊張するよね

遡ること2週間くらい前


「おっ、ここのバイト良いな♪」


募集広告をみて私はそう思った



——内容——

面接にて話し合わせていただきます


これだけ

これだけしか書かれていない


本当はここで怪しむべきだった

いや、本来なら目には止まるが無視するべきだった


だけど、バカな私は


「え、なにこれ、マジはっぴー、給料とかそういうのも話し次第ってこと?休みとかも?」


迷わず電話した

もう、画面タッチでぱぱーっと


電話によると、あと2時間後に面接を始めるみたいなことをほざいていた


さすがに急すぎるだろッ!!て思ったよ?もちろんね

相手が時間がないとかなんとか


ここからそう遠くない喫茶店でやるみたい

事務所とかじゃないのか、と落胆してたりもする


それから、すぐに時間は過ぎ去っていき、待ち合わせ時間の5分前には喫茶店に入った

私ってホントにできた人間だから待ち合わせ時間は必ず守る


「ぇっと・・・赤い髪の男の人・・・」


店内にそれらしき人物をさがす・・・までもなく見つけた


真っ赤だ本当に真っ赤


「あの、どうも、面接に来ました」


恭しく頭を下げる

うわ、超礼儀正しくね?私


「どうぞ、座ってください」


「失礼します」


失礼しますだってさww

だれだこいつwww私だwww


「園嵜艶歌さん?でよろしいですか?」


「はい」


「羽化咲陽希と申します」


「よろしくお願いします」


「それでは、面接始めさせていただきます」


「はい」


あ、緊張してきた、やべ


「死ぬ覚悟はありますか?」


・・・?

・・・は?


えっと、つまりはあれだよね、死ぬつもりで働けみたいな

だから、死ぬ覚悟はありますかってことだよね、うん


「はい、私はいつでも死ぬ覚悟はあります、もう、今まさに死んでもいいくらいに」


「ふむ」


てか、男性っていうよりはこの子少年て感じだぞ

高校生くらい・・・


「死体とか見たことありますか?」


「・・・ない、ですね」


ある方がすごいよね


「見たら吐いちゃったりとかする感じですか?」


「しない感じだと思いますね」


多分だけど

そこまでグロテスクじゃないだろ?ボーイ


「失礼なこと考えましたか?」


「全然」


面接はつつがなく終了した

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