おもな登場人物を紹介します
古書『孫子』の付喪神・スンズー
勇気の祖父、信正とは兵法談義を楽しんでいた。信正から生前、勇気のことを頼まれたので、勇気に負けない強さをもたせるため、孫子の兵法を教えることになる。
武田勇気
中学3年生の女の子。やさしくて親切なのだけれど、発達障害のせいでバカにされることが多く、親からも優等生の弟からも問題児あつかいされ、自己肯定感が低い。
そのため、学習性無力感にとらわれ、勉強もできない、スポーツもできない、人づきあいもできない、別にルックスがよいわけでもなく、「自分はなにをやってもダメ」と自分を否定的にとらえている。
でも……。
周囲の無理解で専門的なケアを受けられなかったけれど、スンズーに孫子の兵法を教えてもらってサバイバルできた。
武田信正
勇気の祖父。漢学者で、多くの漢籍(古書)を読み漁っていた。自宅の書庫には、ご先祖様から伝わる多くの古書をしまっている。
勇気がスンズーから孫子の兵法を学び始めたときは、すでに故人だった。
多くの古典を学ぶことで、人を見る目が育っており、家族やクラスメイトが「勇気が努力不足なので、勉強もできないし、人付き合いも下手」と思いこんでいるなか、勇気がだれよりも頑張っていることを見抜いていた。




