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レイシアス人は、狩りをする  作者: 夜羽


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7/13

絶交

 「ちゃんと、忠告したんだ。あとは、あんたの責任だよ。せいぜい、いたぶられるんだな」

 わたしの心のスクリーンを、埋め尽くすようにして、凛音の美しい顔が、不快に歪んだ。さらには、その頭が花びらのように、割れ、そこから食虫植物のような、おぞましい触手が伸びてくる。

 わたしは、ひっと、小さな悲鳴を上げ、後ろへと飛び退いた。

 「ああ。びっくりさせちまって、悪いね。レイシアス人ってさあ、調教するのに、苦労するんだよね」

 こんな、凶暴な人格、どうしてわたしの中に生まれたのだろう、とわたしは訝った。レイシアス人を、調教? 

 そんなことが、できるのだろうか。この広大な宇宙を駆け巡る猟奇的種族を、飼い馴らすことなんて。

 「わ、わたしは、行くからね。これからも、久留麻先生の治療を信じて、つ、ついていくから。あ、あんたみたいな、おかしな娘とは、もう、こ、金輪際……」

 「何よ? 金輪際? へえ、あんた、難しい言葉、知ってんだね。この、あたしと、絶交しようって。は! 何様だよ、あんた」

 凛音が、けらけらと笑った。

 もう、我慢できない。

 わたしは、意識を閉じた。スクリーンが、暗転するように真っ暗くなって、凛音は、一時的にわたしの意識上から消去される。今後、彼女に呼び出されても、わたしは、もう行くつもりはなかった。

 わたしが信じるのは、久留麻先生なのだから。

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