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”キミに僕の為に泣いてほしい“ とキミの傍から僕は離れなれない!

作者: 七瀬





”キミに僕の為に泣いてほしい“ とキミの傍から僕は離れなれない!




僕は昨日亡くなった。

自暴自棄になって、夜眠れなくなりお酒の力をかりながら睡眠薬を

大量に飲んでそのまま亡くなってしまう。

僕には大好きな彼女が居たのに、僕は彼女をこの世に置いて先に逝って

しまった。




・・・何故、僕がこうなってしまったと言うと?

”最大の理由は、僕が行く会社に問題がある!“

僕は10年以上働いていた職場をクビになり、転職を強いられる。

たまたま見つかった職場に就職したものの、その会社には問題があり、

僕がこの会社に入った頃はまだマシだったのだが、徐々にこの会社の

良くないトコロが見えてきて、僕はいつの間にか? 

”職場で浮く存在になったんだ。“

多分、新人だったからだろう。

そのくせ、歳だけ取っているから余計に職場の人間からしたら気に喰わない!

僕は殆どの時間を、”在庫整理だけに費やす。“

それ以外の仕事を職場の上司が僕にさせてくれなかったのだ!




『おい、後でコレもやっといて!』

『・・・あぁ、はい、』

『仕事もまともに出来ねーくせに、コイツ! 何やってんだ!』

『・・・・・・』

『俺にムカついてんだったら、言い返せよ! おい、言い返せ!』

『・・・・・・』

『おい、やめとけって! 岡田さんに怒られんぞ!』

『チッ、ムカつくわ!』

『・・・・・・』





僕より10歳以上、下の男の子に偉そうに言われる僕は、、、、。

なんか真剣に考えたら泣けてくるから考えないようにしている。

“僕は何もしていない!“

キッカケがなく、いきなり今の状態になった。

僕自身も自分の何ドコが悪かったのか? 凄く悩んだんだけど、、、。

”原因が見つからない。“

これは僕の推測でしかないけど、”新しく入って来た社員は皆、僕のように

無視されたり、イジメに合うのだろう。“

この会社の仕来りというか? 昔ながらの会社。

僕は何故か、この会社で耐えてでも頑張って会社に縋りつこうと思っていた。

前の会社でクビになって、なかなか仕事に就けず彼女に物凄く迷惑をかけた

のも心のどこかに引っかかっていたからだ。

彼女にも弱音を吐かず、僕は必死に耐えて会社に毎日行っていた。



・・・そのうち、精神的にやっぱり苦痛を感じていたらしく、

僕は睡眠障害になる!

その後直ぐに、”鬱にもなった。“

会社に行くのが怖い、人が怖い、誰にも会いたくない、いつも誰かに

見られているような気がする。

僕の悪気地を皆が言っているなど。

とうとう僕は心が壊れてしまった!






 *




・・・そして僕はいつものように睡眠薬を飲んで寝たつもり

だったのだが、そのまま亡くなってしまった。

僕は肉体から離れて、僕の魂は彼女の元へ。

彼女は僕の遺体を見て、ずっと泣いていた!

僕の為に泣いてくれている彼女を見て、僕も泣いてしまう。

彼女をこの世に置いて僕だけ先に死んでしまった事を唯一僕は後悔している。

僕は僕の手で彼女を幸せにしたいといつも思っていたけど?

もうその願いは叶わない!

だからと言って、他の男に彼女を幸せにしてほしいとも思えない、

僕はまだこの世に未練があるのだろう。




『・・・ねえ、隆磨? 何故、私を置いて死んじゃったの?』

【ごめん、凛!】

『私、これからどうしたらいいの?』

【僕がずっと傍に居るよ。】

『なんで、私に何にも言ってくれなかったの? 私に相談してくれてたら、

隆磨が死ななくてもよかったかもしれないじゃない!』

【・・・そ、そうだな、ごめん、】

『隆磨、隆磨、隆磨、』

【ごめんな凛! 全部僕が悪いんだ!】

『・・・隆磨、バカ! なんで一人で逝っちゃったのよ!』

【・・・・・・】






・・・肉体を失くした僕の魂は、いつもキミの傍に居る!

僕が亡くなって1年経ってもまだ僕はキミの傍だ。

でも? いつかキミが僕の事を忘れる時が来るのだろう。

キミが幸せになる為にも、僕がキミの傍に居てはいけない!

それが分かっているのに、まだ僕はキミの傍から離れられないでいるんだ。



でも何時か? “キミの幸せを願ってキミの傍から離れるつもりだよ。“

それもこれもキミに幸せになってほしいから。

だからせめて! 僕が選んだ男と結婚してくれないか?


最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
悲しくて大変な状況ですね……
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