エイルズを狙う刺客
「あっという間に二人を。どうやらただの子供ではないようだ」
俺に忠告してきた人は俺に言うと今度は俺はそいつの片腕を掴みマングス街の外にでて近くにあるマングスの森で戦うことにする。
「あなたは少しできそうだからここで遊んであげる。かかってきな」
「あまり俺をなめないことだ。俺は暗殺者としてはそこそこな方と自負している。あの二人と同レベルだとは思わないことだ。あの二人は暗殺者としてはまだまだ」
俺は似たような格好をしているやつに近づきまずは顔に一撃くらわせる。
この人話が長い。待つのが面倒だ。
「人が喋っている時に顔を殴るとは無粋なやつだ。子供は大人の話を聞くべきだとは思わないか?」
「子供を殺しにくるような人の話を聞こうとは思わないよ」
「はは。それは言えてる。それじゃ殺しあおうか。安心しろ。俺は子供だからといって容赦はしない。俺の通り名は疾風。誰も俺の速さには追いつけず気がつけば体中が傷だらけなんだ」
疾風と呼ばれているらしき暗殺者が俺に接近していうが事実を言おう。そんな早くない。俺は逆にこいつの背後とれるぞ?
疾風と名乗った?暗殺者は俺を見ながら勝ち誇ったように
「なんだなんだ?やはり俺の動きが見えていないか?しょうがない。子供に対する慈悲をやろう。一瞬で殺すというな!」
疾風は俺に攻撃してくると俺は攻撃を避けた後攻撃してきた時にだしていた腕を俺が魔法で作ったナイフできりおとす。
「なっ、」
「ごめーん。遅すぎて片腕きっちゃった」
「ど、どこからそのナイフをだしたのだ!ガキ!」
片腕を斬り落とされたくらいでこんなに慌てるとは。暗殺者としてはまだまだだな。いや、まだ子供の俺に腕を斬られている時点で一流の暗殺者を名乗るなどまだまだだ。
「このナイフ見えなかったの?仕方ないか。だってこれ俺が魔法でつくった即席のナイフだから」
「は、はぁ?俺を馬鹿にするのも大概にしろ!まだ歳はもいかないガキがそんなレベルの高い魔法を使うなど」
はぁー。もう聞き飽きたよそんなセリフ。とりあえずはこいつにナイフをつきつけてー
「次に俺の領地に踏み入れば殺す。俺は優しい子供だから一度だけは見逃してあげる。でも二度目は」
「ガキ風情が大人をなめ」
「あーうるさいうるさい。お前みたいなの相手してると殺し屋としての名が落ちる。さっさと帰れ」
この世界は日常を過ごすのは楽しいけどいかんせん実力者がいなくてつまらないなぁ。エイルズも子供にしてはできる方だし。誰か俺を楽しませてくれるやつはいないかな?
「......いいだろう。今回はひいてやる。この疾風、いつか貴様を必ず殺す。覚えておけ」
疾風さんは俺にそれだけいい残すと逃走した。必ず殺すね。この世界だとそれができる人がいればいいけど。そのセリフを吐いて次に会ったやつはいないからな。俺はとりあえず屋敷に戻るか。
俺は疾風さんが俺の前から逃げたあと屋敷に戻った。
サイトから見逃された疾風はエイルズ暗殺の依頼をした依頼主に依頼の失敗を報告していると依頼主は
「ふん。スピード自慢の暗殺者と聞いたからテムジン家の子供をあっさりと殺してくれるとふんで貴様に依頼したのに失敗した上おめおめ帰ってくるなど恥を知れ」
「返す言葉もございません。いかなる処罰もうける所存です」
「そうか、では死」
疾風の依頼主が疾風に罰を与えようとした時疾風と依頼主が話している部屋に小さな子供が入り
「お父様。お待ちくださいな」
「おー!私の可愛い可愛い超絶プリティ天使、マリンちゃん!どうしたのかな?今パパは大事な話をしているからあとでなんでも言うこと聞いてあげるから今は部屋から出ようか。ね?」
疾風の依頼主はマリンと呼ばれた水色の髪が特徴で目の色も綺麗な水色の瞳の子に言う。
「お父様。私にその暗殺者、くれませんか?」
「な、なんのことかなぁ?こ、こいつはただの変質者だよぉ」
「お父様。そういう嘘はいいです。私はその暗殺者さんが欲しいんです。お父様。だからその人をください」
疾風の依頼主はかなりいやそうな顔で疾風の顔を見たあと
「疾風。貴様に命じる。本当は嫌なんだぞ?お前のような暗殺者をつけるなどだが私の可愛い可愛い超絶プリティなマリンちゃんのお願いだ。マリンちゃんの護衛につけ。わかったな」
「承知しました。この命ある限りお嬢をお守りします」
疾風の依頼主は部屋から出て行ったあと、依頼主と話していた部屋にはマリンと疾風が残る。
「命拾いしたね。疾風さん。いやなんか疾風ってダサいから名前つけてあげる。ハヤテで」
「好きにお呼びくださいお嬢。俺はお嬢に命を助けてもらった身ですから。ですが一つだけお願いがあります」
疾風あらためハヤテはマリンに言うとマリンは
「何かなハヤテくん。できる限りの要望は聞いてあげる。ただし私の話にも付き合ってね」
ハヤテはマリンにとあることを頼み、マリンとあることをハヤテに聞いた。後にこの二人はサイトと深く関わることになるのをサイトはまだ知らずにいた。