中立都市エルド
俺、アクセクト、アンナはコーズレンとかいう奴らとの戦闘の後、マリンとハヤテを追って進んでいるとマリン達はある程度進んだ場所で休憩していた。
「サイト様。お疲れ様です」
マリンは俺の姿を見ると俺に抱きついてきた。
「うぉ!?どうした」
「いえ。愛しさのあまり抱きついてしまいました」
愛しさのあまりってびっくりしたぞ。まだ女性免疫ついてないから急にはやめてくれ。心臓に悪い。
「ちょっとマリン。サイト嫌がってるじゃない」
アンナはマリンの前で言うとマリンは
「何を言ってるかわかりませんわね。サイト様は嫌がっておりませんわよ。ね?」
マリンは俺に笑顔で言う。正直嫌では無いがまだ耐性はできてないから勘弁してほしい。
「マリンお嬢様。はやくサイト様にあのことをお伝えしますよ」
ハヤテが俺に近づいてきて言うとマリンは俺から一旦距離をとって
「そうでしたわ。サイト様。実はここから少し進んだ場所に都市がありましたの。そこで数日マサクス領を調べるために休みませんこと?」
少し進んだ先に都市があるのか。俺はアンナとアクセクトの顔を見ると
「サイト様の指示に私は従います」
「うちもサイトが行きたいならそこに向かうのでいいよ」
二人は俺にいい、俺は
「じゃその都市で情報収集とかもしようか。帝都アンカレスもそこからどれだけのかかるか調べたいしね」
俺はアンナ、アクセクト、マリン達に言うとみんな頷き俺たちはマリンの後に続いてマリンの言う都市に向かった。
休みながら移動し、数時間かかった先にマリン達の言っていた都市に着くと都市に入ろうとした瞬間、入り口付近にいた人が
「いやぁ。ここはマサクス領の都市エルド。ここにくるのは初めてかな?」
入り口にいた男、髪の毛は短髪の黒で普通体型の男が俺たちに聞く。
「そうだけどあなたは?」
「お、これは名乗らず急に話しかけて失敬失敬。オイラはムールス。この都市エルドを拠点として冒険者をしている。あんたらみたいなのを見かけたら道案内をかってでるお人好しだよ」
ムールスと名乗った黒髪で短髪くらいが特徴の男は言うとアクセクトは
「道案内をかってでる?それにお前はここで誰かを待っているように見えた。本当に用は道案内だけか?」
「いやぁ。それを言われると手痛いね。でも安心してくれ。オイラ今冒険者ギルドでクエストを終えて戻ってきたばかりなんだ。冒険者ギルドに戻ろうとしたら君たちが見えたからここで待っていたわけだよ」
ムールスはアクセクトに言うとアクセクトは
「......まぁいいでしょう。それでお人好しのムールスさんはどう道案内してくれるんですか?」
「そりゃ君たちの行きたいところと言いたいところだけどまずは冒険者ギルドに行かせてくれないかな?」
ムールスはアクセクトに笑いながら言うと
「なら冒険者ギルドに案内してもらおうか。サイト様かまいませんか?」
「かまわないよ。マサクス領についてもっと知りたいしね」
俺はアクセクトに言うと他の三人は頷くことなく俺とアクセクトについてくる。
都市エルドは俺たちの住んでいた村よりかなり都市って感じで店はたくさんあるし人もたくさん歩いていた。
「帝都アンカレスに向かうにはこの都市で大体の奴らが支度を整える。学園に向かうやつ、アンカレスを拠点に冒険者になる奴らは特にね」
冒険者ギルドに向かう道中でムールスは俺たちに言う。
ここで学園に向かうやつも準備したりするのか。ならテムジンもいるんじゃないかな?
「サイト様。サイト様の友人に関しては私の方で調べておきます」
「そうか。頼むよ。というかテムジンのこと俺の友達と認めたのか?」
俺はアクセクトに聞くとアクセクトは拳をぐーで握ると
「そうですね。前より態度はかなり良くなりましたが流石に最初の頃の無礼な態度が強すぎて私的にはまだ認めてはいません。ですがサイト様からすれば友人ですからサイト様の前では友人と呼びます」
まだ認めてないっぽいな。忠義心があついのは嬉しいけど認めてやれよいい加減。
俺たちが喋りながら歩いて数分後、ムールスはやたらと大きな建物の前でとまる。
「ここが中立都市エルドの冒険者ギルドだよ。冒険者はよく集まるからエルドの冒険者ギルドは大きいんだ。一応冒険者登録とかできるけど君たちはしていくかい?」
ムールスは俺たちに聞くとマリンが
「私達は帝都アンカレスの学園に通うのでその時に必要になれば登録しますわ」
「そうか。ならオイラは依頼完了の報告をしてくるから君たちは待っていてくれ」
ムールスは冒険者ギルドに入っていき、俺たちは冒険者ギルドの前で数分待つ。その間にアクセクトは調査に出ると言って俺たちとは別行動をとった。
「お待たせ......ってあれ?一人少なくなってないか?」
ムールスは冒険者ギルドからでると俺たちに言った。




