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プロローグ

「ふぅ。今日も一仕事終えたな」


 俺の名は赤松あかまつ) 相馬そうま)。俺の仕事は殺し屋。依頼を受ければ誰でも殺す。他人の善悪など関係ない。


「つまんねぇな。誰も俺には敵わない。本当につまらない」


 俺は殺し屋だがもうこうやって人を殺す人生に飽き飽きしていた。

 俺はなぜ殺し屋をしているかと言うと俺は幼い頃、親に捨てられ孤児院の職員に拾われたんだが孤児院の奴らとは馴染めず数ヶ月で孤児院から出て裏路地で一人空腹状態で座っていると


「坊主。お前一人か?」


 空腹でたまらない俺のもとに茶色いコートを着た黒いサングラスをかけた長身の男が俺に話しかけてきた。


「そうだよ。俺は一人だよ。おっさんこそ誰だ?」

「おっさんとは失礼な。私はまだ20代だよ。坊主が行く当てがないなら生きるすべを教えてくれる場所に連れて行こう」


 おっさんは俺に言うと俺はおっさんに


「なぁ。そこにいけば腹は満たされるのか?」

「もちろんだとも。ただ責任は全て自己責任になるし辛い思いをするかもしれない。それでも行くかい?」

「ああ。頼むよおっさん。俺は強くなりたいんだ。そして今の生活から抜け出したいんだよ」

「そうかそうか。なら君をうってつけの場所に連れて行こう。後私のことはグラサンと呼んでくれ」


 サングラスをかけたおっさん、グラサンと言うらしいがまぁ怪しいっちゃ怪しいがついて行くか。その場で死ねば俺はそれだけの男だったって話だ。

 俺はグラサンについて行くことにして車に乗せられた後目隠しを顔につけらる。


「わかっているかと思うが坊主、その目隠しを外したら即座に車からつきおとす。これは冗談ではないぞ」


 グラサンは俺に言った後おれは首を縦にふる。そして車に乗って何時間後かわからないけど何時間か経った後に急に車はとまる。


「ついたぞ坊主。ここが今日から新しく坊主の住む場所だ」


 グラサンが俺に言った後目隠しをはずすとそこには大きな建物があり敷地もやたらと広かった。そこには訓練所のようなものがあり俺とおない歳くらいの子達がそこで訓練していた。


「ここは殺し屋をつくる組織だ。そして坊主も今日から殺し屋になる為に訓練を受けてもらう」


 グラサンはそれだけ俺に言った後教官のような男に俺を預けてグラサンはその場を去る。


「お前が今日から入る新人か。私は教官の須山(すやま)だ。今日から貴様に殺し屋としての技術、そして体力をつけるトレーニングをしてもらう。ここに来るまでにもっていた名前は捨てろ。今日から貴様はサトウだ。わかったな!」


 須山という教官に言われた後俺はなぜサトウなのかを聞くと


「適当だ。意外と適当な方がバレないこともある。もし私から名付けられた名前を変えたければ精進し、任務でたくさんの功績を上げてから名乗ることだ」


 須山教官に言われた後俺は着替えを渡された後殺し屋としての訓練をはじめる。銃の扱い方、ナイフの扱い方、基礎的な技術、そして体力作りのトレーニングを数年こなし、ある程度の技術がついた後、俺は組織から簡単な依頼を順番に受けた後、最初の任務を完膚なきまでにこなし、数年間、殺しの任務を全てこなした。そして最初の任務からさらに数年、その頃には俺はもう須山教官よりも強くなっており、須山教官と試合をして須山教官に勝つと


「こりゃまいったな。サトウ。お前がこんなに強くなるとは思わなかった。お前はもう好きに自分に名前をつけていいぞ」


 須山教官にそう言われた日から俺はもとの名前、赤松 相馬と名乗り、俺は組織内で殺松(ころまつ)と呼ばれるようになった。

 こうして俺は一人前の殺し屋となり、こうして毎日退屈な日々を過ごしていた。

 強くなったはいいけど組織で俺より強いやつはいない。俺より先に入っていた先輩も俺より弱いし、いつも任務から帰ってくる時はボロボロだ。ほんと、強くなったら強くなったで困ったもんだ。

 俺は依頼を終え、組織に報告しにいこうとすると俺の前に黒いローブを着た誰かが俺に向けてナイフを向けてきた。


「おいおいなんのつもりだよ。お前、組織の人間だろ?」


 俺は黒いローブをきた人に言うとそいつは今度は銃を俺に向かって撃ち込んできた。どうやら強すぎになった俺はもう用済みらしいな。組織からすれば。なんとなくだがこうなることはわかっていた。

 俺は黒いローブの人の攻撃を避けた後一気に距離をつめて腹部にナイフを刺し、組織からの刺客らしき男を始末した。

 さて、それじゃ依頼報告のために組織に

 俺があらためて組織に向かおうとすると殺したはずの刺客に足を掴まれた。なんだ?最後に爪痕でも残したいのか?それくらいなら構わないが

 俺はそう思っていると刺客の体は急に光だし一気に爆発した。

 そうか。俺の最期はこんなあっけないもんか。ま、退屈してたし組織が俺を必要としないならもういいや。

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