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陽葵、翡翠の郷デビュー!

「さて! 私は主任の中崎宮子です! よろしくね!」


「は、はい! 何卒よろしくお願い致します! 至らぬ事も多いと思いますが!」


「そう堅くならないで! 取って食うわけじゃないんだから!」


「はい! 承知しました!」


「軍隊か」


パワフルな女主任の覇気のある声掛けに、体育会系の血が騒ぐのか、堅く畏まって返事をする陽葵。手は何故か敬礼を。その様子を通りかかった男性職員が低いテンションでツッコミを入れる。


「こーら、遊沢くん! やる気に満ちてる新人に水刺さない!」


「はーい」


「返事は伸ばさない! あなたこそ立花さんのやる気見習ったら?」


「ははは、大丈夫仕事はきっちりやりますから」


そう言って、午前中の喫茶の時間の準備を始める。中崎はやや呆れながらも、いつもの事というように切り替えて陽葵に話しかける。


「今のは遊沢士郎くん、大卒でここに来てからもう二年は経ったかしら? 覇気は無いけど、まぁしっかりはしてるから、困ったら頼ってみてね」


「はい! 遊沢さんですね! メモメモ」


「お、偉いじゃない。それ、すごく大事よ」


「記憶力には自信が無いので!」


「そこは頑張りましょう! さ、まず立花さんには……」


「はい!」


「入居者様の顔と名前を覚えましょう!」


「……っ! 頑張れ私の記憶力……!」





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