表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/15

15.幸せな日々


あの日から1週間経った。

現在僕はサラさんの膝の上にいて、背後から抱きつかれて窒息死しそうである。


「サラ。次は私の番よ。早く変わりなさい。ほら、シルフもそう言ってるわ。」

「だめ。シルフは私が良いって言ってる。このふわもち美幼女は、今は私のもの。」


僕を取り合って争っている。

別にサラさんのものでもないんですけどね。

だけど、【私のもの】って言われて悪い気はしませんけどね。寧ろかなり嬉しいんですけどね。


見ての通り、あれ以来2人がずっと僕にべったりだ。

それはもう何から何まで。

朝のおはようからおやすみまで。

トイレにまで付いてこようとしたから、流石に恥ずかしくてダメって言ったんだよ。

そしたら捨てられた子犬みたいに泣いちゃって、僕が折れたよ…。


一応あの日どうやって僕の居場所が分かって助けに来れたのか聞いた。

リュウシンをトゥレイターさんが密かに追っていたらしくて、数日で見つけれたそうだ。流石だね。

その後は、ギルドの皆と色々して勝ったって言ってた。

少し気になって詳細を聞いても


「シルフは知らなくていいわよ。それよりお風呂入りましょ。」

「ん。知らなくていいと思う。それよりお風呂に行こう。」


2人は頑なに話してくれない上に、お風呂魔人と化してた。女性はお風呂が好きっていうもんね。


特に知りたいって訳でもなかったから良しとした。


ギルマスのガロウ含め、ギルドの皆にもお礼をして、なんかいっぱい撫でられた。たまに舐めようとしたり、チューしようとしてくる人がいたけど、シオンさんとサラさんが本気で追い出してた。南無。


そしてやる事やって今はもう3人でぐーたらしている。


「サラ。そろそろシルフニウムが不足してるの。お願いよ。」

「だめ。まだまだ私のシルフ。シオンは見てるだけ。」


シルフニウムってなんだろうと思いつつ、これはどうするべきか考えた。

シオンさんを手招きして、僕の前に来てもらい、後ろから抱く。


「これで皆仲良しです。」


僕は満足した顔で言った。

そしたら2人がプルプル震えてるのに気付く。


「シルフ可愛すぎる。いい匂い。食べたい。」

「抱くのも良いけど、抱かれるのも悪くないわね。サラ。シルフを食べる時は私と一緒に食べましょ。」


……これ僕ここにいて大丈夫なのかな。

確かに見た目幼女だし美味しいかもしれない…。

いやいや2人がそんなことするわけないよね。

そう思い、後ろのサラさんをチラッと見てみると、

獲物を狩る目をしていたのが見えた。

………え?本当に食べられるの?




そんなことを考えながら、この幸せの日々を噛み締めていた。

今の僕の願いはただ1つ。

これからもずっと3人仲良く生きていけますように。



今回の話で1章が完結しました。

予想より遥かに多くの方に見てもらえて、本当に嬉しいです。

次は2章に入りますが、何日か休憩しようかなと思います。まだ全然思いついていないです!本当に!

これからも頑張りますのでよろしくおねがいします。

もし良ければ評価等を頂きたいですおねがいますへへ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ