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スイフヨウの島

作者: まえとら

おれたちゃよお。七つの海を行く船乗りさ。

水夫よお。

歌を歌いながら大海原を行くのさ。


小さな島が見えてきた。

船は港にたちよった。



綺麗な歌声が聞こえてきた。

髪飾りに白いスイフヨウ(酔芙蓉)の花を飾った島の娘が歌っていた。


朝は白色。昼はピンク色。夜には酒に酔ったような赤色。

一日のうちに花の色をかえる酔芙蓉の花。

その島には、人の背たけほどのびたハイビスカスにも似たスイフヨウの花が、たくさん咲いていた。


島の料理をごちそうになり、うまい酒に酔いしれた。

夜の海の水平線に月が浮かび、海面には月光のムーンロードがきらめき、月にむかってつづいている。

髪飾りに酔芙蓉の花を飾った島の娘が歌を歌っている。

島の娘の歌声の響きに酔いしれた。



出航の汽笛が鳴る。

島の人々が手をふっていた。


泡と波の航跡が太陽の光を反射して、きらめいている。

酔芙蓉のピンク色の花が風に揺れた。

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