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転生したら明治時代だった  作者: マヨネーズ
5/12

~弱くない~


 新見と沖田が、にらみ合う。

 お互いが、切りあうタイミングを見ている。

 先に動いたのは沖田だった。

 新見は、沖田の動きに驚いた。


 「!?」


 「どうしたんですか?」


 「今まで出し惜しみしていたんだな。驚いたよ。楽しめそうで何よりだ」


 にやりと笑う新見は、少し興奮していた。

 沖田は、得意の突きを新見の喉目掛けて突っ込んだ。

 新見はギリギリのところで避けるが、頬を切ったようで血が流れた。

 

 「どうですか? 僕は弱くはないですよ」


 「認めるよ、君は強い。私も本気で相手をしよう」


 新見の目つきが変わった。

 沖田が構える。


 (さっきよりも威圧が凄い。新見さんが強いのは知っていたけど、ここまでとは知らなかった。)


 「どうした? かかってこないのか?」


 刀を構えていないのに、新見にはどこにも隙が無い。


 「そんなに慌てないで下さいよ」


 一息ついた沖田は右足を思いきり踏み込み、もう一度突きの構えをとった。

 しかし突きではなく、右に振り上げた刀は垂直に振り下された。

 惑わされた新見は沖田の刀を受け止めるが、刃が肩を少し切った。


 「くっ!」


 新見が声を出す。

 沖田を振り払い、距離をとった。

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