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オオトカゲおいちいれす

どうやら、身体能力強化はとんでもないようで、俺の身体はかなり強くなっているみたいだ。


筋力しかり、皮膚しかり。


とりあえずトカゲを食ってやろうと、準備をする。

夜も近いので明かりが必要だな。


適当に乾燥している枝や木屑をあつめて、原始的な火起こしをしてみる。


やはり筋力が向上しているおかげであっさり火を起こす事ができた。


あとはトカゲの処理だが…


とりあえずその辺の蔦を引きちぎり、尻尾にくくりつけ、木の枝に吊るす。


頭だった部分を素手で引きちぎり、血抜きを行う。


本当は冷やすのが大切と聞いた事があるが、川も見つけてないし、今は無理だ。


ある程度血が抜けたところで、内臓を取り出し、皮を剥ぐ。


あとは適当に分解して、串に刺し、火にかけた。


当然ここまですべて素手での力技である。


火を眺めながら、ボーっと一息。


焼けた頃合いを見計らって、一本手にとりかぶりついた。


「うまい!」


塩気がないのが寂しいが、臭みもなく良く言われる鶏肉のような感じだ。


「こえは…とままない!」


ちなみに少し喋れるようになったが、まだ舌ったらずな幼児語だ。


次々肉を焼き、腹に収めていく。

すると急激に便意がきた。


一旦食うのを中断し、風下の茂みの中でクソをかます。

そしてまた戻り、食う。


一定量食ったところで、また便意が俺を襲う。


いそいそと茂みに向かい、出し、戻り、焼いて、食う。


それを何回繰り返しただろうか…?


目の前には骨だけになったでっかいトカゲ。

ブッシュからはクソの山がはみ出ている。


…お父さん、お母さん、俺は立派なうんこ製造機になれたようです。



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