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はじめて

作者: 数菜

一週間くれぇ前のことだ。その日はいつものようにくだらねぇ1日を過ごしてたんだ。くだらねぇ授業を受け、くだらねぇ話をして、何もないまま帰り道を歩いてたんだ。片道徒歩15分程で家に着く。5分程歩いた時に俺はとある事を思い出したんだ。今日は月刊おっぱいサンデーの発売日だ、ってね。今考えたらそれもくだらねぇことだよな、月刊おっぱいサンデーだぜ?あの綺麗なおっぱいの写真を並べただけの雑誌だよ。でもその頃の俺は豊満な胸を見るのが1ヶ月で唯一の楽しみだったんだ。店頭でこの雑誌を買ってた俺は後で嫌ほど見れることになるなんておもっちゃいなかっただろうな。

コンビニでその雑誌を購入したあと、俺はルンルン気分で家まで走ってたんだ、早く自室にこもって読みたかったんだ。丁度、あの角を曲がれば着くって時に俺は油断してたんだ。角から飛び出して来たやつにぶつかっちまって、尻もちついて転んじまったんだ!全くなんてヤローだ!とか思ったんだけど、実際俺も悪かったしよー。謝ろうと思ったとき、手のひらにすげー柔らけー感触をおぼえたんだ。どうやら相手の子は、俺の方に倒れこんじまったようで、たまたま俺の手がその子の胸を包んだんだ。それが俺の初めてだった。

俺は慌てて手を離して、全力で謝罪した。土下座までしたんだぜ?でも顔を上げた時にはすでにその子の姿はなかった。相当恥ずかしかったんだろーな、走って逃げてったんだ。俺は申し訳なく思いながらも、とぼとぼと帰路についた。自宅に到着し、自室に入って、すぐにおっぱいサンデーを読んだ。だけどさっきの胸の感触が忘れられなくて、おっぱいに集中できねーーー(泣)

その日はもうおっぱいサンデーは見ずに寝たんだ。んで、次の日学校に行ったとき一人の転校生が来ることを知ったんだ。まさかな、って思ったけどそのまさかだったよ。漫画みてーだなって思った。転校生は昨日俺が胸を揉んじまった奴だった。どうりでここらで見ねー顔だったんだ。名前は「神田 夏」と名乗った。席は俺の隣だった。昨日のこともあって結構気まずかったけどよ、話してるうちに趣味とかがかなり合うことがわかったんだ!それから仲良くなるのに時間はいらなかった。

夏が部活を決めたと言った時、俺も同じ部活に入ることに決めたんだ。どーせ帰宅部だったしよー、したいこともなかったから丁度良い機会だと思ったんだよ。んで、その部活っつーのが、相撲部だ。夏は体格的にその部活がぴったりだったっていうか、そいつの将来の夢が相撲取りだったんだな。俺も夏の練習とかを全力で応援した。男同士だったから恋とかそういうのはなかったけどなwww

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