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初戦

白が音もなく緑色の者の首に噛み付いた。ソレは、ギッと言う悲鳴と共に白に引き倒され、首から赤い物を大量に吹き出し動かなくなった。

一方己は白の襲撃にいち早く気付いた個体に棒の様な物を持って飛びかかっていた。

この個体は己と同じく、棒の様な物と丸い物を手に持っている。だが、己と違い小さく貧層な物だ。棒の様な物を振るい叩き付ける。すると、緑色は丸い物を己の振るった棒の様な物に防がれた。

だが、その衝撃で緑色は動きが鈍っている。己は左手に持った丸い物の縁で緑色の脇腹を叩いた。緑色はくぐもった声を漏らし、丸い物を離した。その無防備になった頭に己は棒の様な物を叩き込んだ。

赤い物が吹き出し、緑色はビクリと体を震わせ、そして動かなくなった。

残り一匹に意識を向けるとその足には灰が噛み付いていた。灰は白よりも体が小さいが、その小ささを生かした、いい戦法だと言える。灰を離そうともがく緑色の腕に白が噛み付いた。体力を消耗し、動きが鈍った緑色の頭に己は棒の様な物を叩き込んだ。

こうして、三匹の緑色との戦闘は終わった。