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運命が動く瞬間

作者: 融合
掲載日:2026/02/14

〜僕が考える運命の動かし方〜

 努力、渇望、希望、絶望、迷走、諦め、奮闘。

 

 夢への道のりは険しく、夢を抱くモノと見て、夢を目指さない者も多く存在する。

 ただし、夢を追う者と追わぬ者とでは、異なる経験を積むことになろうとも、等しく苦の道は存在している。

 その道中、多様な感情と可能性を見出しては潰え、そして新たな可能性を思考する。

 しかし思考し、希望を抱いた可能性へ向けて行動を始めたとしても、目の前には以前と変わらず平らな道。

 どのような切り口から道を辿ったとしても、必ずそれは平らな道へと繋がっている。

 その先の未来に光など見えず、見たい光はあれど、それは空想の中の幻覚に過ぎない。

 現実は、米粒ほどの光すら照らしていない儚いモノ。

 

 世界は誘惑で満ちている。

 それは音であり、香りであり、美味しさであり、美しさであり、五感を刺激する多種多様な魅力たちである。

 人は五感を刺激されれば必ず心は連動し、一時の希望を抱いてしまうようできている。

 それは行動を伴わない誘惑であると同時に、原動力となる心の起爆剤でもある。

 そしてその魅力が『恋』へと変換された時、人の運命は動き出す。

 『恋』とは最大の欲望であり、対象は必ずしも人でなければならないわけではない。

 世の中に無数に存在する一つのモノに執着し、極めることも立派な趣味と呼ばれる『恋』なのだ。

 しかしいずれにしろ、『恋』は人が人に抱く自然の摂理であり、モノとは『恋』を支える武器である。

 好きな人にかっこよく思われたい。可愛く思われたいと願い、凄まじい行動力を発揮することとなるが、そのためには『お金』が必要となる。

 けれども夢を追う者の大半は、資金力に欠け、一つの道ばかりを辿ろうとする。

 当然、資金力のある者も多くいるが、そういう者たちが抱く夢とは、いわゆる『目標』という名の次元に過ぎない。

 夢の道一つを辿ることは愚かである。しかし、無様ではない。夢を現実へと導くため、己の人生の全てを賭けるその姿を、何人たりとも侮辱することなど許されない。

 それでも夢は夢のまま散ってしまうのが儚い現実である。

 そして『恋』は、夢の描かれた仮想空間へと置いてこられた夢追い人たちの意識を、現実へと引き戻してくれるボタンであり、夢を諦める瞬間に『恋』が交差する瞬間のみ、夢は姿を変えて躍動する。

 その先にあるものは、喜びと楽しさが交錯しつつも、停滞を与える苦難の道のりだろう。しかし、これまでとは異なる道を歩む彼らは、自らの肉体で可能性を感じ取ることができる。

 

 道のりは必然だとしても、新たな道を創造するのは偶然の出来事。

 その積み重ねがある分、運命は動き、己自身の力で、生まれた運命を選び導いていくしかない。

 今日は2/14 バレンタインデー。

 僅かでも新たな運命に出会えることを、願っております。

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