地獄にいこ!.1
神崎「平和だなー!」
…
俺は空を見ていた。
公園のブランコに座ってうろこ雲をなだめている。
八雲「ねえ、学校行こ!せいた」
神崎「爆弾も降ってこなきゃ、隕石も降ってない。全くいい世界だよな?ひな」
八雲「何馬鹿なこと言ってるの?学校行こうよ!今からでも行こ。ね?」
神崎「なあ、天国ってさ。あの上にあるのかな、あの飛んでるやつ。」
八雲「もー!いい!私行くからね!」
ひなはブランコから降りてカバンを背負った。
神崎「今からいってもどうせ遅刻だって…。それなら行かないほうがマシだと思わない?ひな」
八雲「思わないよ!もういい!せいたの馬鹿!」
俺は高校2年生。
年齢は17歳
趣味はない。やりたい事もない。
そして学校にも行きたくない。
だけど、未来の自分の姿は想像できる。
ホームレスだ。
神崎「待って、ひな。俺も行くからさ。」
八雲「ほんとに?」
強いて言うなら死後の世界に興味があった。
死んだら俺はどこに行くのか楽しみだったんだ。
神崎「だって、一人で遅刻なんてヤだろ?」
八雲「うん。ヤダ…でもせいたとならいいかな?」
…
校門が閉まっている。どうやら遅刻で間違いないようだ。
神崎「よし!飛び越えるぞ、ひな!」
八雲「えー…大丈夫かな」
ひなの足を肩に乗せると、ひなは校門を飛び越えた。
俺もひなに続いて校門を飛び越える。
上手く学校に潜入したみたいだ。何だかワクワクしてきた。
上履きに履き替えて、どんどん突き進む。
教室まで向かうと中がざわざわしていた
八雲「どうしたんだろう。何かあったのかな…」
神崎「何やってんだよ、中に入るぞ。ひな」
中に入ると目の前で先生が倒れていた。
若い男の担任教師だ。
周りに他のクラスの担任教師と生徒が集まっていた。一人の先生が救急車を呼んでいる。何だかよく分からない状況だ。
宮田「あ、神崎。学校来たんだ」
神崎「どしたの、これ。先生倒れてるけど」
宮田「わからん」
他の生徒にも聞いてみると、どうやら担任が朝のホームルームの最中いきなり倒れたことが分かった。
八雲「ねえ、怖いよ。」
ひなが俺の胸に擦り寄ってくる。
神崎「死んだのかきになるよな。」
八雲「せいた、ちょっとこっち来て。」
ひなは俺の手を引っ張って、教室の外に出た。
八雲「先生、死んでないよね?」
神崎「…」
俺はなんだかワクワクしていた。
神崎「先生はさ、死んでないよ。」
神崎せいた:死後の世界を夢見る少年。高校2年生
八雲ひな:せいたが好きなかわいい女の子。なにかと世話係。高校2年生




