表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/3

「お、死んでなかったのか」


 目を覚ますと、横からしわがれたジジイの声がした。横を向こうとすると、全身に気を失いそうな激痛が走った。


「ッ…」


 声にならない声をあげる。


「無理すんなよ。お前さん、致命傷だったんだ。瓦礫の下に埋まっててさ。たまたま見つけたから手は尽くしたが…まあ、意識が戻っても3日はそのままだろう」


 横の声は答える。そうか致命傷…何でそうなったんだっけ…。


 激痛のなか、朧げな記憶を必死に探る。


 確か…次の街に向かおうとして…野道を歩いてたら…いきなり目の前にドラゴンが現れて…それで…。赤子のように…手も足も出なくて…。


「ッ……!!!」

 

 悲鳴をあげる脳と身体を無視し、身体を起こす。行かなければ。どこに?敵を倒しに。強くならなければ。もっと。


 「そんな身体でどこに行くんだ?何が出来る?」

 

 ジジイは言う。白い髭を伸ばした、褐色の肌をした、60後半ぐらいのジジイだった。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ