この世界について
今更ながら世界の基礎知識を
女神ブランディアによって想像された所謂剣と魔法のファンタジー世界。
しかし邪神ズヴェンの出現を機に異世界転移、異世界転生が起こるようになる。
現在はファンタジー世界でありつつも多少異界人による手が加えられている。
舞台であるベルセイン帝国、ブランウェル王国は大陸を南北に分かれて支配しており当初は争い合っていたが邪神騒動を機に紛争は終結。
しかし両国は依然緊張状態に有り、帝国は和解を提案しているが王国貴族の大半は開戦派らしい。
ベルセイン帝国南部にはバナス砂漠が存在し、砂漠の民が集落を形成している。
治安はお世辞にも良いとは言えず、指名手配犯の潜伏場所として知られている。
ブランウェル王国北部のレイヴォス寒冷地帯は、一年を通して積雪する厳しい環境の地域だ。
こんな場所にも魔物は生息するが、ほとんど動かず獲物を待ち伏せするタイプなので縄張り争いは極めて稀。
レイヴォス寒冷地帯を抜けると薄暗い広大な丘陵地帯が現れる。
邪神騒動で活躍した魔王デスロードが治める通称魔族領。隣接する寒冷地帯の影響か一年中涼しいが生活に困るほどではない。
ここでは魔族以外にもドワーフや獣人、とある事情で追放された人間など多種多様な種族が住み着いている。
大陸の遥か東にある島国、アズマ国は独特な和風の文化を持つ。この国の出現は全くの偶然で異界人の影響はない。
統治は将軍と呼ばれる人間を筆頭とし国を治める王国に似た体制。
アズマの人間は『霊力』と呼ばれる魔力に似た力で炎や雷を放つ。
この島国には人間の他に高い霊力を持つ妖怪、圧倒的な力と霊力で各地で暴れる鬼が存在する。人間は鬼とは因縁の関係で長いこと戦っていた。
妖怪は基本的に中立だが人間に味方する者や鬼と共に悪さをする者も居る。
異界人の大半は日本出身のため興味を持っているようだが交通の便が整っておらず、中々渡航できないでいる。




