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オメガ~追放者の絶対支配~   作者: ユウタ
第捌最終章【未知の探求者編】
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episode零act捌拾参「オウガ、村の村長に会う」

前回のあらすじ:平和主義の魔族のみが住む村に引っ越したオウガとパリス。

今まで住んでいた家は爵位を得た息子達に託していくのだった。

「んじゃ二人共、一旦ここで待ってな」

「おう」

「分かったわ」


カラドがそう言って先に中に入る。

殆どの村の住宅は整備されておらず草が生い茂っていて馬車じゃ無ければ安全に進めれない道だった。

カラドはそれでもかと言う程に道端の整備を村長に話をしに行ったりもして村長に言い負かしたりしてこの村の発展に貢献した事もあるらしい。

殆どは本人から聞いた話だ。


「おう」

カラドが扉を開けて戻って来た。


「どうだった?」

「入って来いってさ」

カラドに促されるまま二人ではいる。


村長さんとやらの家はどの村民の家よりも頑丈で災害に負けぬ耐久力を誇っているらしい。

万が一の時は避難も可能なだだっ広い空間に拡張できるらしいので避難の際は安心である。

カラドに案内されたところは村長が居ると思われる居間辺り。

中に入ると―――白髭白髪のお爺さんが目の前に居た。

師匠の顔に似ていた。

もしかして――――


「師匠の・・・オーズさんの兄弟ですか?」

「ほう、兄貴の事を知っているのか」


やっぱり!と思った俺は今までの経緯を教えた。


「成程・・・・そうだ、自己紹介が遅れたな。儂はディーク、ディゴ兄貴とオーズ兄貴のとは腹違いでな」

「オウガ・ロードです。爵位は息子と娘が居るので渡したので、オーガと」

「パリス・ロードです。夫と一緒にこちらの村まで移住しに来ました夫と同じく爵位は渡したのでパリスと」


その村長さん・・・いや師匠の腹違いの弟であるディークさんはれっきとした鬼人族だ。

この村は魔力の桁が並み以上であれば他と比べて村長になると言う制度らしい。


「オーズ兄貴の事を色々と聞かせてくれ」

「分かりました」


パリスは台所を借りてちょっとしたおつまみを作りに席を外した。

俺は師匠と出会い、今に至るまでを延々としゃべった。

ディーク村長はウンウンと頷き


「ふっ、やっぱり兄貴は昔から変わって無くて安心したよ」

「しかしまぁ驚きました俺」


師匠は人間に近い見た目である為誰も魔物だとは気づかないのだ。

師匠の兄である魔王も同様。


「だろう?元はディゴ兄貴が二歳とオーズ兄貴が一歳の時に俺の当時の母さんと結婚してな、母さんは兄貴と俺をきちんと正しく教えてくれたり学ばせてくれたりしたんだ」


村長が言うにはもう一つ上の兄である元魔王は突如魔王としての素質を引き出せたらしい。

だがしかし力と引き換えに理性を失う事が多々あるらしく、こうして離れた場所に魔王国なる国を建国したのだ。


「オーズ兄貴はディゴ兄貴を止めるべく色々と強くなって挑んだりしたけど今までにない敗北を味わったのかな?それで自分の力の後継者と対抗できる仲間を集めるってんで旅に出てな、ここらの人達に不安にさせない様に俺が長年村長としての役割を担ってんのさ」

「成程、貴重な話有り難うございます」


途中でパリスが持って来たおつまみを二人で食べる事にした。

後からカラドも食べに来て感動的な味を覚えたらしく、魔王国にも導入する事を決めたそうだ。


「ここらに子供達とか居ねぇのか?」

「ここに引っ越してきた夫婦は大体生まれてきた子供が人間と同じように18歳を迎えた時に王都に行かせて就職させるんだよ」


魔獣も魔物も必要無くなった時代らしく、テイムする以外は大体討伐するそうだ。

人間とほぼ同じだな・・・。


「さて・・・村長、俺ぁもう行くよ。部下を待たせるのも悪いし」

「おう、この人らは家まで俺が送ってやるから心配すんなよ」


夕刻時になりカラドは馬型魔獣を使って魔王国へ戻って行った。

俺とパリスは自宅まで戻って行き、夜食を済ませて二人で仲良く寄り添って寝た。

翌日―――


「さて、自給自足が大事だから野菜育てるか」

「そうね、カラド君に昨日聞いてみたけどどんな野菜でも育てれるいい土らしいから色々育ててみましょ」


俺は頷いて、早速畑仕事に取り掛かr―――


「ほぉ~あんたらかい、この村に新しく引っ越して来たのは」

「おっ、どうも~」

「どうも~」


俺達に話しかけて来たその魔族のお爺さんは植林をやっていて果物を育ててるらしい。


「引っ越し祝いとしてこれ貰ってくれ」

「ワシからはこれをやるよ」

「おおっと・・・有り難うございます。畑もイチからやりたいんで何植えたらいいか教えて貰っても?」


そしていつの間にか俺は地元のお爺さん達と汗流しつつも一緒に畑を含む力仕事をやり始め、パリスの所はお婆さんと一緒に婦人会で話をしていた。


「まぁっ、茶葉も育てた事あるんですか?!」

「そうなんですよ、元々構えていた自宅では色んな種類の茶葉を育ててましたから」


気付いたらもう夕暮れになっていて双方共々お開きとなった。

今回の話しはここまで。

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次回:episode零act捌拾肆「オウガ、パリスと村に馴染む」です。お楽しみに!

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