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オメガ~追放者の絶対支配~   作者: ユウタ
第伍章【家族編】
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episode零act陸拾壱「オウガ、ガットマン邸宅へ向かう」

前回のあらすじ:夏祭りの最後に花火を見ながら食事を楽しんだアズールとオルディラ。

二人はより一層愛し合う事がより深くなっていった。

楽しい夏祭りが終わり数か月後の未だ日差しが暑い最中、俺は弟子オリオンの実家へ訪問しに行くことになった。


「おっ、来たかオウガさん」

「お邪魔しますガッドマンさん。それより・・・緊張していないですか?」


大丈夫ですか?と俺が声掛けるとガッドマンさんは


「大丈夫ですよ、緊張とは程遠くてね」

「それならよかった」


俺が言うとお互いに笑いあった。

今日はパリスと一緒にオリオンとパシアの結婚式をオリオンの親族の方々の方に参加させて貰い

今まさに式の真っ最中だった。


「これで、息子にも私の跡を継いでくれたら正直嬉しいんですけどね、息子の考えを尊重するしかないですね」


ガッドマンさんがそう言うと微笑みながらうれし涙を流した。

やがて一通り式が終わり


「今日はオレとパシアの為に集まってくれてありがとうございます。この料理に使われている材料の一部は―――」


因みに邸宅に来る前に俺が一人で数十程魔物を狩っていたダメそのほとんどが料理や骨や外皮の余りの一部その場で他の商人達との交渉や意見交換などをしながら出回っている。


「―――って事なんです。師匠の下で強くなっていなければ彼女との出会いはまずなかった・・・これからも、この先もずっと俺の傍に居てくれパシア」

「はい。あなた」


二人の華々しいやり取りを見てガッドマンさん同様うれし涙が出て来てしまった。涙腺が緩いって事は無いんだがこうも弟子の事で涙流すのは少し気が良いかもしれない。


「オリオンの師範であるオウガです、私は数々の門下生を過去に何度も見て来ました。一人は適性が合わず亡くなり、もう一人は犯罪を起こしてしまい捕まって処刑を・・・でもそんな中私は私の師であるオーズ師匠の最後の弟子として間違った道に進まぬよう努力を怠らずにやってきました」


俺のその流暢な説明に殆どの人が聞き入った。


「そんな過去を持つ私でも唯一適性があり、誰よりも人一倍の努力家で身体能力も私よりはるかに上。そんな子が私の弟子になってくれた事に・・・また成長してくれた事に嬉しく思います」


俺はその後に「結婚おめでとう」とオリオン達に花束を渡し

今度はガッドマンさんが動いた。


「私もここまで息子達が私を含む人々の為に懸命に動いてくれた事に父親としての誇りを思います・・・オリオン、これからはお前自身・・・いや、パシアと一緒にこれから先頑張って支え合いなさい」


そう言うとオリオンとガッドマンさんがお互いにハグをし、大体の結婚式は終わった。

この後は食事会と意見交換が大人同士でのやり取りはあるがオリオンは勇敢にも自ら話しかけに行った。


「―――ふむ、捌き方もうまいから高値で売れるかもしれませんな・・・もし自分の店を設けるなら庶民と貴族向けに工夫した方がよろしいですな」

「確かに・・・・それだったら――――」


オリオンが商談を行っている間にお論の分を自分が代わりに別けて置きパシアが呼びに行った。

パシアに呼ばれたオリオンが戻って来て


「頂きます」

「そうだ、俺だいたい食べたからこの魔物の外皮をちと交渉して来るわ」


俺はそう言って他の商談の方々と値打ち交渉をしたら―――


「・・・ならこれ位ならどうでしょう?」


交渉は俺でも上手く行けたのだった。

暫くして―――緊急事態が起きた。


「ガッドマンさん、大変だ!領地に魔物が出て来た!」

今回の話しはここまで。

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次回:episode零act陸拾弐「オウガ、師弟共闘で魔物を倒す」です。お楽しみに!

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