episode零act廿壱「オウガ、久し振りの4人組」
前回のあらすじ:魔族十二支獣の一人のゲーヴェンを魔王の住処に返したのちにメンバー4人全員でヴィレノアの居る場所に突撃するのであった。
「わ、私は他の者に会って手出しせぬようにお伝えします・・・・それとヴィレノアに関してはそちらで処分するかオウガ様の奴隷として扱っても構いませんので」
反省し切ったのか少しずつ落ち着きを取り戻したゲーヴェンはそう言いながらどこかへ飛び去った。
「・・・どうするんです?王国の王女様にまた絞られるのでは?」
「あ~、実はだな」
3人にはマリア王女の事に関して色々話しておいた。
「そうですか。アズールの能力はやっぱり使いようですね、場合によって」
「お陰で妊娠回避できそうだよ・・・でなきゃ無理矢理結婚させられるしなぁ~・・・あ、でも王様の怒り買って村に村娘の身分まで落としたからむしろ問題大ありかもしれん」
村娘の身分まで落とされたからには大体は自由に動けると言う事でもある。
「・・・まぁ、アズールの【紋様】の効果が発動しなけりゃ安全かなぁ~」
そんなこんなで話していると城の内部の奥にある寝室までたどり着いた。
魔蝶ヴィレノアが居るのは王族の寝室であるらしい。
てなわけで・・・勢いよく突撃する。
「ソ、ソンナバカナ?!ナ、何故貴様ラガココニ!!」
「おうヴィレノア、また好き勝手に暴れてるみたいじゃないの。あっ、因みにお前の上司は俺見て土下座してから帰ったから戻って来ねぇぞ?」
ゲーヴェン同様他の魔族十二支獣達は自分より格上の俺の場合半殺しと言った酷い目に合わせておいた為俺が足を踏み入れる場所や仲間がいる場所には一切近付かない。食料の調達の際は人間に変装して食料とカ買い溜めしていると言う事も聞いている為効果は抜群である。
「それじゃあ・・・覚悟しろよ?」
「チョッ、チョットマテ!ワ、私ガ悪カッタ!小娘ハ返スカラ命ダケハ!!!」
ヴィレノアが俺にビビって負ける未来しかないと悟ったのか、降伏してきた。
魔蝶ヴィレノアが負けを認めた事によりオルディラの妹である教皇猊下アンリを救出する事に成功したのである。
すると天から神らしき人物が下りてきて
「オウガ、聖教国を救って下さり有り難うございます。」
俺達皆は一礼し、話を聞いた。
何でも魔王も俺達の存在にビビって不要な外出(国の乗っ取り)を控えるようにしているんだとか
「俺の存在ってスゲェ~・・・」
俺はそう感心する。神様は
「・・・っていうのも元はオウガの能力に恐怖を覚えているようなモノですね」
「マジか」
「それ位兄貴の力は強大って事っス。でもまぁ~兄貴は言う程でも無いっすよね?」
シグレのいう通りだ。俺の統率力と俺自身の能力と戦闘力が化け物でもない限り魔王軍は早々簡単に引き下がらないだろう。あいつ等の方が一段と賢いし
一方、ランギクが修繕の手伝いを終えて戻ってきた。
「リーダ、我々もリーダーの所に行くべきなのだろう?準備しなくていいのか?」
「・・・そうだな、そろそろ行くとしよう」
通信玉を取り出しアズールに連絡を取った。
「――――って事になっててな、一旦旅は中断してそっちに戻る事にするよ」
『ところでその魔蝶は如何なさるおつもりで?』
「そーだな~」
俺は考えながらヴィレノアを見て
「【超再生】についての研究をそこでやらせたらどうだ?研究員が泣いて喜ぶだろ?」
『あら、マスターにしてはいい考えですね。宮廷研究員にその資料の作成と・・・そう言えば魔物好きな変人研究員が居るのを聞きましたね・・・彼に担当しても?』
「問題無い。寧ろこっちからお願いしたい」
通信は終わり、準備を終えた所で―――
「・・・そう言えば兄貴の愛人は来てたっすか?」
「ん?何言ってんだ既に会ってるぞ?シグレ」
シグレはえっ?と疑問を抱いて―――
「あっ、もしかしてさっきの神様がっすか!?」
そう、女神エニアは元は人間の姿をした翼の無い神様である。その女神こそが聖教国での俺の愛人でもある。
因みに愛人になりたいと女神自ら乗り出して来た事がある。
今回の話しはここまで。
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次回:episode零act廿弐「オウガ、聖教国を救う」です。お楽しみに!




