episode零act壱「オウガ、ギルドから追放される」
初作品目として投稿が決まりました「オメガ~追放者の絶対支配~」です
中身としては主人公の「追放系」「チート系」「恋愛系」が主な作品なのでどんな展開になるかは見てからのお楽しみです
当作品は時間が空き次第投稿する予定です。
「オウガ、貴様を我がギルドから追放処分とする」
突然の出来事だった。ある日いつもの様に楽々とギルドボードの依頼を受けては2日以内最速で終わらせていつもの場所で食事してその日の一日終わる・・・はずだった。
「・・・一応、理由聞いても?」
この俺、オウガは突然スキンヘッドで大柄の大男ギルドマスターのディアンゴから突然呼び出しを受けて唐突に追放処分を言い渡して来た。
「貴様は此処数十年、何故ランクアップしない?何故低ランクの依頼だけしか受けない?理由はそれだ低ランク野郎」
「(・・・別にランク上げには興味無かったんだけどなぁ~・・・)そうですか、分かりました。ギルドカードは返却します。」
「フンッ、分かってれば良いんだよ!」
「・・・お世話になりました。」
俺はそう言いながらその場に立ってギルマスに一礼して応接室から出た。
「オウガさん!お話どうでした?」
応接室から出ると受付をしていたミッシェルが気付いて声をかけて来た。
「話って?」
「ほらぁ~ランク上げの話しですよ!」
そう言えばギルマスに呼んで来るよう頼まれたらしくランクを上げる為だと思って居たようだ。
「・・・あ~いや、その話は無かった」
俺はそう言いながら受付のカウンターに行き担当のミッシェルにギルドカードをそのまま渡す。
「えっ、それってどういう・・・・」
「『お前は役立たずだからクビ』だってさ、んじゃギルドカード返すね」
「えっ、ちょ・・・あ、オウガさん?!」
ミッシェルに呼び止められたがそれらを一切無視してギルドから出る。ギルドから出た所で宿に戻り、魔道具の通信玉を取り出してとある人物に連絡を入れる。
「・・・あースマン俺。そっちで面倒見させてくんね?」
『良いですけど・・・もしかして其方のギルドはクビになりました?』
連絡先の相手は何かを感じ取ったのか的確な言葉の投げる。
「・・・察しが良いね、うん。クビになっちゃった・・・半分正当で半分理不尽な理由だけどね」
『そうですか・・・分かりました。上の者に掛け合ってみます。』
その人は溜息をしながら二つ返事で了承してくれて、通信玉の通信を切った。
「ほいほい宜しくっと・・・さぁて、連絡来るまで暇潰しするか」
連絡を終えた俺はそう言いながら城外に出て深い森に散策しに出かけた。
「キャァァァァァァーッ!!!」
今回の話しはここまで。
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次回:episode零act弐「オウガ、人助けの為に能力を使う」です。お楽しみに!