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第2話 ステータスはゴミカスだし能力も実際運ゲーなんだけど........

この話から麻雀の要素が出てきます。

所々に書いてある麻雀の専門用語が分かんないよという方は、後書きに軽い補足を書いておきますので、そちらをご覧下さい。

麻雀のことで書いてあることが間違っていたら報告よろしくお願いします。

 街を出て、少し歩くと森についた。

森の中を探索していると、スライムが1匹いた。

(あっスライムだ。まぁLv1だし最初の相手としては丁度いいだろう)

そして、僕はスライムの死角に上手く入りながらスライムに不意打ちを仕掛けた。

ブヨッという感覚とともに、スライムのブヨブヨとした柔らかい体に拳がめり込む。

(あれ?手応えがない)

不意打ちを受けたスライムは僕の存在に気づき、僕に攻撃を仕掛けてきた。

スライムが思いのほか速く、スライムの体当たりがみぞおちに直撃する。

「グハッ」

僕は腹を抱えながらその場に倒れる。

(い、痛てぇ。スライムってこんなに強かったっけ?)

そんなことを思っている間に、スライムは次の攻撃の準備をしている。

(次、攻撃受けたら死ぬな、僕の第二の人生もここで幕引きか)

スライムが僕に向かって体当たりをしようとした時、

「サンダー」

どこからか魔法を唱える声が聞こえた。

そして、目の前にいたスライムの真上に雷が降り、スライムは消滅した。

「だ、大丈夫ですか?」

「あ、大丈夫です」

そう言って立ち上がると、可愛らしい女の子が目の前に立っていた。

(あ、可愛い)

女の子はニコニコしながら、

「私、アヴァロン・エクレールって言います」

「あ、僕の名前はフクチ タカシです」

「フフッ、いい名前ですね。それより立ち話もなんですし街に行きましょう」

そう言われ、 2人で街に戻った。

街に戻ると、街の人々がザワザワしている。

酒場につき、軽く注文を済ませると、

「タカシ、あなた新米冒険者さんですよね?」

「あ、はい。さっき冒険者になりました」

そう言って、冒険者カードをエクレールに見せる。

エクレールはニコニコしながら、僕の冒険者カードを見る。

ステータスの欄に目がいった途端、エクレールから笑顔が消える。

「タカシ、あなたのステータス全部1ですよ.......」

「えっ?エクレールさん新米冒険者に向かってそんな冗談キツいですよ」

そう言って、エクレールから自分の冒険者カードを受け取りステータスの欄を見る。

「え、本当に全部1.......」

思わず声が漏れる。

しかも、Lvの所にはカンストの表記がされている。

「え、じゃあ僕は一生Lvが上がらないから、ステも一生1.......?」

「はい。残念ながら」

僕は死にたくなった。

(前世も神の気まぐれみたいので死んで、こっちの世界では最弱かよ。もうコリゴリだ)

そんな事を思っていると、

「あ、あの。あなたと私が出会ったのも何かの縁ですし、一緒にパーティーを組みませんか?」

「え?僕、最弱ですよ?」

「別に構いませんよ。あ、もちろん嫌なら嫌って言ってください」

「嫌なわけないじゃないですか」

「そう言って頂けると嬉しいです。じゃあ手続きしてくるので少し待っていてください」

そう言って彼女ほ受け付けの方に行った。

彼女を待っている間、隣の席の男から話しかけられる。

「お兄ちゃん運が良いね。あのアヴァロン・エクレールとパーティーを組めるなんて」

「そんなに有名人なんですか?」

「え、お兄ちゃん知らないのか?」

「全く、知らないです」

「お兄ちゃんどこから来た?」

「うーん。極東ですかね」

「極東?聞いたことねぇな」

そんな世間話をしていると、エクレールが戻ってくる。

「手続き終わりました」

「あ、あの。エクレールさんって何者ですか?」

「エクレールでいいですよ。ただの貴族の次女ですよ。それより、タカシのステータス欄の所にスキルで『自由想像』というスキルがあるのですが、これはなんですか?」

「え、いや分かんないです」

「そうですか。じゃあスキルの詳細を見てみましょう」

そう言って、スキルの解析をし始めた。

数分後、

「スキルの解析が終わりました」

【『自由想像』自分の好きな物1つを武器、能力とすることができる】

「え、これめちゃくちゃ強くないですか?」

「そうですね。で、タカシの好きな物ってなんですか?」

「あ、え、いや.......」

何も浮かばなかった。

「浮かばなそうですね。じゃあ戦闘をすれば何か分かるかもしれません。このご飯が終わったらまた森に行きましょう」

「はい」

ご飯を済ませ森に足を運ぶと、スライムの大群が道を塞いでいた。

「じゃああのスライム達を倒してきてください。援助はします」

そう言って、スライムの大群の中に僕を突っ込ませた。

「え、いや、ちょっと.......」

そんなことを言っている間に、スライムがどんどん僕に体当たりをしてくる。

その攻撃は止みそうにない。

(痛い、痛い、痛い)

だんだんと意識が朦朧としてくる。

(次の攻撃受けたら、まずいな。てか、援助されてないんだけど)

スライムの大群の親玉らしきスライムが僕の顔面に向かって体当たりをしようとした時、

ふと、『麻雀』が頭に浮かんだ。

その瞬間、目の前に麻雀の卓と(はい)が出てきた。

「え?」

思わず声が漏れる。

スライムも突然のことで驚いたのか、攻撃を1時中断していた。

真ん中のサイコロが2つ回り、僕が親のことを示している。

配牌(はいぱい)はもう既に目の前にあった。

僕は配牌に目をやり、理牌(リーパイ)をする。

そして、不要な牌を河に捨てる。

聴牌(テンパイ)してたけど、これならダブルリーチする必要はないな)

ボロボロの体の割には頭は冷静だった。

そして、呆気にとられていた再度スライムが攻撃を仕掛けてくる。

スライムを見るとイーワンが体についている。

「その牌を待っていたぜ。ロン!!」

そう言って、手牌を開く。

「【国士無双(こくしむそう)】役満」

すると、後ろからただならぬ気配を感じる。

振り向くと、武人が1人立っている。

目に追えない速さで、スライム達のもとに行き、スライム達を全員消滅させた。

そして、スライム達を倒した途端、姿を消した。

呆気にとられている僕をさしおき、エクレールが、

「タカシ、凄いじゃん。あれがタカシの技?それより、あのボードゲームみたいは何?」

質問攻めされた。

エクレールの全ての質問に答え終わると、エクレールは笑顔で、

「これで、一緒に戦えるね」

その笑顔に見とれながらも、僕は確かな成長をこの身で実感していた。

卓·····麻雀を行う為の台

牌····· 麻雀を行う際に使われる用具

親····· 4人の内の1人(残りの3人は子)子よりアガった時に貰える点数が1.5倍、支払う点数が2倍になる

配牌····· 麻雀において、局の開始時に各プレイヤーが牌を取得する行為

理牌·····牌を整えること

山····· 各局の開始前に、各プレイヤーの前に積まれた2段17枚の牌

河····· 捨牌を並べる山牌に囲まれた卓上の中央部分の場所。ここに不要な牌を捨てる

聴牌····· アガリに必要な牌が残り1枚となった状態

ダブルリーチ····· 親は配牌、子は第1ツモの時点でテンパイし、第1打で立直した場合、通常の1翻ではなく2翻として計算すること

ロン····· 他家の捨牌でアガリ形を完成させ、アガりを宣言して手牌を開く行為

手牌····· 各プレイヤーの所有する牌

国士無双·····役満の1つ

役満····· 麻雀で採用されているとてもアガル難易度の高い役



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