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「いでよ~~、ゴブリンメイジ~~」
そこには緑がかった肌にローブみたいなのをはおった奴がいた
「一般的なゴブリンの中でも最もDPの高いの選んでみました
ゴブリンロードは1匹だと運用困難とありましたので、とりあえずこちらで」
とりあえずで面接来ちゃったじゃん!メイドのバカ!
って言うか、この新人候補顔色悪すぎ!
「名前は?」
「ゴブゥ」
「名前はゴブ?聞いた事ない名前ね
イセカイ風ってヤツ?
まぁいいわ、ちゃんと敬語使ってくれる?
私こう見えてウルサイんだよね」
面接開始した途端わかっちゃったよ
こいつ接客舐めてる、愛想なさすぎ!とりあえず笑っとけば許されるとか思ってんでしょ、たいして笑えもしないのに
面接くらい「ゴブです。」だろ!
なかなか躾がいのありそうな新人だな
来ちゃった以上、このミカリ店長がしっかり新人教育してやんよ!
まずその面接にすっぴんでくる所からタタキ直す!
「メイド!発注!
化粧水はデコロテのリポンーム、SK-Ⅲのトリートメントエッセンスも
ミルクはアノレビオンのね
コットンは柔らかいやつ、綿棒とガーゼとテッシュ、シルクタッチのヤツ」
「はぁい!ご用意致しました!」
私はゴブを猫脚の椅子に無理矢理座らせると、メイドに謎技術で出させた基礎化粧品達でゴブの肌をあたっていった
めっちゃ化粧水吸うわ。お手入れサボりすぎだろ
それにやっぱりこいつ顔色悪すぎ。これは下地とコンシーラでカバーするしかない
メイドへの発注は止まらない
「ふぅ」
最後にゴブに明るめのウィッグを乗せてメイクは完成した
ゴブは生意気にも私よりデカ目なのでそこそこ盛れたと思う
小悪魔系とはいかないまでも雰囲気かわいいには入る感じ
おっし、私いい仕事した。
「ゴブ、いっしょにいいショップにしようね!」
言った瞬間ゴブが淡い光に包まれた。
《ゴブリンメイジ が ネイムド効果、付与効果により、コブリンロードにランクアップしました》
は、なんか変んな放送入ったし。
「ご主人様、ありがとうございます
このゴブご主人様の為に全てをかける準備が出来ております」
なんだ、ゴブやれば出来る子じゃん
そんで店長だから、店長。もしくはミカリさんね
制服はショップの服買取でそれは社員価格にするから




