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すいません
又、予約投稿忘れてました
「ふぁ?
75日?!」
「さすがに私も75日は大げさだとおもうけど
それだけめずらしくって価値があるってことなのよ」
「えっ?そんなのダンジョンマニュアルに載ってませんでしたけど」
メイドも知らないふうだし
えーっと、発注のイチゴがスーパーのパック入り安売りとしたら、ブラドが栽培したイチゴの方がのデパ地下の一粒いくらで売ってるヤツってこと?
多分違う?そう
「でもこないだカフェでイチゴフェアやってて
みなさんばんばん食べてましたよね?」
「ええ、いただいたわ
とってもおいしかったわ
息子たち用のお土産の分まで帰りに食べてしまったくらい」
夫人さすがにそれはかわいそうだよ
「ちょっと!どうしてくれますのよ!
最近魔力の回復が異様に早いと思っていましたけど!
高純度魔力ポーションをむやみにがぶ飲みしてるみたいなものでしてよ!
ああぁぁぁーなんてもったいない!」
ローズさん逆ギレ
「ヒィーー!
私もブラドさんに試食を勧められるがまま、たくさん食べてしまいました!
あれを売っていれば今頃新しい杖が買えたのに!」
「ユリアーヌ、ここのダンジョンの物は転売禁止って言ってるでしょう」
「マリアレさん!わかってはいるんです!
いるんですけどぉ、自分の年収くらいのモノを何も考えずにパクパク食べてたかと思うと」
「そんな事考えちゃダメ!
ここに足を踏み入れたら常識と固定概念は捨てるって決めたでしょう!
私だっていっぱい食べちゃったわよーー」
待って、転売禁止はまだいいとして、常識は持ってていいんじゃないかな
いやむしろめっちゃ持っててほしい
M’s cuteは女子をキラキラさせる為の常識的なショップだよ!
多分
「ねえ、ミカリ?
結婚式用に提供されるフルーツはこちらのダンジョン栽培の作物なのよね?
価格も以前の取り決めに多少の色はつけるわよ」
夫人、夫人、目が怖い
なんかゴリラ圧がガンガンかかってますから
「もも、もちろんです!
こんなの聞いたからって値上げしたりしません!」
この圧の中値上げなんて怖くてできません
「ミカリ様ー!
DPもらえるなら、もらえるだけいっぱいもらっちゃいましょうよー!」
コイツブレないな
メイドの空気読まない通常運転な能天気さ怖いわー
「下の農場で採れるかどうかはブラドに聞いてください
ねブラド?」
「うううううぅ、、、
ミカリ様がおししいと
私どものイチゴの方が美味しいと!
光栄の至りに存じます」
わー、だからなにも泣くことはないでしょ
ただでさえ変な空気がブラドが泣き出したせいでよりいっそうカオスになっちゃったじゃない!
よーし、みんな、結婚式に話をもどそう!
「みなさん結婚式何着て行きます?
私、ピンクのプリーツのワンピ着ていこうかと思ってるんですよ」
「「「「「えっ?」」」」」
「えっ、やっぱり定番すぎました?
ショップ店長としてもっと攻めるべき?」
「ミカリ、あなた結婚式に出席するつもりでしたの?」
え?ローズさんひどくない?
「だって、ねえ」
「ええ」
「まさか、とはおもったのですが」
「・・・・・」
み、みんなまでー
私もフレアさんのウエディングドレス姿見たいよ!
だってある意味フレアさん夫婦のキューピッドだよね私!
それに仕切り隊を最初に召集したのも私!
仕切り隊の総本部の場所提供も私だし!
ちゃんと御祝儀包むし、
白のドレス着てくとかしないよ!
もしかして、余興とかしなきゃいけないやつ?
「そもそもダンジョンマスターってそんなに簡単にダンジョンを離れてよろしいの?!」




