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やばい
ミカリちゃんやっぱり天才かも
すっごい事に気付いてしまった
M’s cute のショップ天井でシャンデリアやってる光るタコ、あいつめっちゃヘアブローが上手い!
昨日ちょっと思いついてやらせてみたらドライヤーもブラシも、ワックスも上手に使いこなせる事が判明した!
見てよ、この毛先まで行き届いたゆるふわカール!
だてに足がいっぱいついてるわけじゃないわ!
出来るコやん!
ゴブにも相談したけどやっぱり有りって事で、光るタコにカラーリングを任せてみる事にした!
色はゴブのオススメのグレージュかラベンダーアッシュで迷ってる!
ゴブがプラチナブロンドにしてるから、私はちょい大人カワイイを目指したいんだよね!
ああーでも、ちょっと暗めにして正統派路線狙ってみる?
まじ迷うわ!
通ってた青山のサロンには行けないけど、ミカリちゃん最強のヘアスタイリストゲットしちゃったかも
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5日後早朝
ミカリの部屋のドアをメイドがガンガンと叩いていた
「ミカリ様ーー!
起きてくださいよーー!!
もうすぐダンジョンバトルはじまっちゃいますよーー!?」
「ミカリ様は昨日遅くまでカラーリングでお疲れだから」
「ゴブさん!
ミカリ様起こしてくださいよー!
ダンジョンバトル始まっちゃいます!」
「睡眠は1番の美容液」
「ひー!
こんな時に何言ってるんですか!ゴブさん!
ブラドさんも何とか言ってくださいよぉ!」
「メイドさん、ミカリ様を起こさない様に大きな音には気をつけくださいね
私は朝食のしたくと開店準備をいたします
今朝はミカリ様のお好きなブリオッシュのフルーツサンドにしましょう
では、チョコは向こうのダンジョンへ
ゴブはこちらでむかえてください」
「ええ」
「ブモ」
「もう、終わった
私、このダンジョンと共に私のキャリアも滅亡?
ヤダヤダヤダヤダーーー」
グレージュ-グレージュカラー、ベージュがかったグレーのヘアカラー




