表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/64

3

やっば、

メイドちゃん完全に営業モードに戻ってきちゃったよー

そしててるたまバーガーセットどっから出したよ?おい!


うう、もうわかんないからてるたまバーガー食べよう

てるたまバーガーあったかいし、てるたまバーガーおいしいし、ポテトもカリッっていった、そして、てるたまバーガーおいしい、、、ポテト、コーラ、ポテト、コーラ、ポテト、ってエンドレス神!

溶けてグズグズになったストロベリーベリーフラペチーノは惜しいけどメイドにやるわ


「てるたまバーガー最強だな、

もー全てが最強に有りって感じ


って、まだメイドいるし!」


「現実にお帰りなさいませ、ご主人様!」


うわー、メイドさりげに乗っかってきた。

めっちゃまばたきしてくるぞ!舞がレジ打ちミスった時だってもっと控えめに上目遣いしてきたわ


「あ、舞と夕実どした?なんで?」


思い出した、思い出した、私は舞と夕実と一緒にいた!

私だけがさらわれるなんて考えられない。

特に夕実はあんな綿アメみたいな外見でアホな事しか言わないけどちっさい頃は空手ずっと習わされてて、何段とか知らないけど黒帯のはず。彼氏のナオ君いっつもバチボコだったし。

舞は、舞は、舞はとにかく声はデカい!

信号待ちで人もいっぱいいた!


てるたまバーガーで落ち着いたはずの私は一気にパニックになってうずくまり頭を抱えこんだ


「ご一緒にいらっしゃった方ですか?それならご無事ですよ」


しらっとメイドが告げた

何でお前が知っている?こののん気にネコミミつけたメイド女め、お前は外見痛いけど被害者かと思ってたら、犯人なのかよ、、

私は石の床にヒールを取られながらゆらゆらと立ち上がった


「ミカリ様はあの世界で一度お亡くなりになったのです」


「はぁ?」


「何度でも申し上げます。ミカリ様はあの世界のあの場所で死亡なさいました。

日本時間20XX年5月26日午後6時50分。

午後、東京都渋谷区宇田川町xx-xx-x番地前歩道にて直接の死因は心不全。

享年22歳8か月と3日。」


「まじか?」


「まじでございます」

メイドはつま先から手元にまできっちり揃えて、太い客を見送る販売員よりもにこやかに告げた


又、しゅーって足から力が抜けてへたりこんだ。もう、どうすればいいのかサッパリわからないのでとりあえず残りのポテト食べた。コーラ無くてもうまいし


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ