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スノークの冒険者ギルドにて
ギルドの会議室には冒険者ギルド職員マリアレ
王都のS級冒険者フレア
魔術師ギルドの重鎮ローズ
王都の薬師ギルド長リンといった、
そうそうたる女史達が集まっていた
マ「はい、第3回 スノーク北西部ダンジョン対策会議を行います
司会は前回に引き続きマリアレがつとめます
ダンジョン側からは、、、、、
『カフェスペースを作ろうか迷っている、後、、、
スカートの売れ行きが悪い』
、、との連絡です」
リン「カフェスペースは是非作るようにと」
ローズ「フレア、スカートを買ってさしあげて」
フレア「また私なわけ?
あんな短くてヒラヒラなの無理よ」
リン「薬師や魔術師はローブが基本だからねぇ」
マリアレ「それではスカートはフレアさんがご購入と言うことで
各ギルドからのご意見はありますか?」
フレア「王都の冒険者ギルドからは、1日の入場者数をもっと増やしてほしいって」
ローズ「魔術師ギルドもよ」
リン「薬師ギルドもだよ
賛成はしかねるけどね」
ローズ「せめてもうちょっとレベルをあげてダンジョンを強化しないと
変な客があの家具の価値もわからずに傷なんかつけたら大変よ」
リン「許可証を持たずに強行突破する輩も増えてきたみたいだね
ゴブちゃんとチョコがお話し合いで帰ってもらっているみたいだけど」
フレア「ゴブとチョコがお話し合いね、、」
リン「ゴミどもにあのダンジョンに手を出すって事は、全ての女を的に回すって事だと教えてあげなきゃね」
ローズ「家具愛好家も黙ってはおりませんわ」
マリアレ「それについてはスノークと王都の冒険者ギルドとでダンジョン前に検問支所を設ける案が出ています
それと、、非常に申し上げにくい事なのですが、
スノーク領のノイバン侯爵夫人がダンジョンに興味があるとの事で視察をご希望です」
フレア「もう貴族連中にまで伝わってるの?」
マリアレ「ノイバン家は4男、5男様が冒険者ギルドに出入りしてらっしゃって、多分そちらから」
ローズ「こぼれたミルクは元の瓶には戻らないわ
なんとか被害を最小にする事が優先よ」
マリアレ「はい、スノークの冒険者ギルドの名にかけて」




