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「はーい、はがしますねー」


ぺろーん


「うふふ、これよ!プルプル、モチモチ」


「こ、これが私のお肌、別人のよう、、ううぅっ」


ユリアーヌさんとマリアレさんはシートマスクをしてあげただけですごく喜んでくれた

マリアレさんなんて半泣きだ


他の3人は反応が薄いけど、本当はそっちが普通だよね


シートマスクひとつでここまで喜んでくれるユリアーヌさん達はなかなかの感動屋さんだ



「そういえば、このソファ前は無かったですね」


「わかります?


こないだユリアーヌさんが来てくれた時に、もっとゆっくり接客したいなー、

って思って増設したんですよ」


「まあ」


さすがに、客が来なさ過ぎて暇なので昼寝用に追加したとは言えない


「なんですって」


それまでフレアさんとアイコンタクトをとったり、部屋を眺めていたりと、落ち着いた雰囲気だったローズさんがいきなり立ちあがった


やば、私、今の口に出しちゃっていたかな?!


昼寝っていっても1時間とかそんなもんだよ!

昨日はもうちょっと寝過ごしてたかもだけど、ううぅ


「嘘おっしゃっい!


このソファは1日やそこいらで用意出来る物では無いわ!


この脚、弾むようにしなやかな曲線、

カブリオールレッグのお手本といってもよろしいわ


植物の彫刻だって繊細なこと、、、」


ローズさんは重度の家具マニアみたいだ


ソファから始まった家具への愛の言葉は、今テーブルに移った


ショップ家具は私のざっくり指示と、メイドの謎技術の合成で作っているが、多分これは口を挟んじゃいけないやつ、、


愛の言葉はまだ続いている

暖炉、卓上の鏡、そして、シャンデリアへとさしかかった途端、


ローズさんは絶句して倒れた


「ローズさん大丈夫ですか?!」


そういえば、シャンデリアは光化学なんチャラっていう光るタコがシャンデリアに擬態してるんだよね

ローズさんタコとか軟体生物苦手?

タコ捨ててこようか?


「美しい、、、、

これ程まで美しい家具を私は見た事が無いわ!


私、私、生きていてよかった」


ローズさんは絨毯に埋もれ、泣きながら震えていた


わー、家具マニアの萌えポイントまるでわからぬー


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