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某所
「もしもーし、召喚陣センターヘルプ係でーす。
あ、新人の4040404番さん!
研修以来ご無沙汰してまーす。その後どーですか、
え?マニュアルに載ってない事ばかり?
うふふ、新人の頃はマニュアルに載ってないこと沢山ありますよね。
ご主人様に押し倒されたりとかしちゃいましたー?
ま、新人のうちはダンジョンなんていくつか潰して成長していくんですよぉ
え、違う?
ご主人様がブリザード級の目で見てくる?
氷系のダンジョン勧めてみたら?そういうヒントって大事よぉ
ラノベにもネコミミメイドにも反応しない?
そっかー新人さんにはちょろっ、じゃなかった、わかりやすい人がつくはずなんだけどな、ちょっとシャイなご主人様なんじゃないのかな?
まだ、チュートリアルがはじめられない?
ダンジョンについて理解してもらえる自信がない?
、、そもそも、ご主人様の名前から性別から全て違うだとーーーー!?」
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その後、ヘルプセンターの指導員によって緊急招集された各部署のトップ達
「さすがに人違いはあまり前例がないなー」
「ああぁー召喚陣グラム担当、先月くらいから老眼ひどいとか言ってるの1人いたなー」
「しかもよりによって新人にあたるとは」
「新人って言っても研修では結構優秀な成績だったんですけどねー」
「元の世界に戻そうにも、本体ご臨終パターンのやつです」
「そんな事より今どうするかですよ!新人ちゃん、まだ問い合わせ窓口に通信繋いでますから!」
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指導員によって急かされた面々はとりあえずの回避案を出す。
・マニュアル無視でとりあえずダンジョンマスターの希望を聞いてチュートリアルだけは終わらせろ。
・チュートリアル用のDPが足りなくなってもいいから何でも与えて、とりあえずチュートリアルだけ終わらせろ、足りないDPはこっちで何とかする
「えー、本当にそれ伝えるんですか?
それってデビュー戦一発で廃ダンジョンに導入してませんかぁ?
新人ってこういうのすぐ落ち込んで辞めちゃうんですよー、まったくー
『もしもーし、お待たせ新人ちゃん......』
.....................スマホにSNS無いって激おこだそうです」




