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「ありがとうございましたー」
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「ユリアーヌ、どういう事だ?!何があった?」
「そうだ、気がついたら揚げたイモが口に突っ込まれていたぞ
しかも異常にウマイ
あのイモを食らって、シュワシュワする甘い液体を飲まされると立ち上がれなくっなって
ひたすらイモと液体、イモ、イモ、液体、ってなるんだよ」
「あの人、ユリアーヌに何したっすか?」
「.....ふふふ
これを見なさいよ」
そう言ってユリアーヌは光沢のある手のひら程の袋を取り出した
「あそこは見た事のないしつらえだけど、確かにダンジョンだと思う
あの3人がモンスターかどうかわからないわ
ただ、人とってものすごーく有用なダンジョンなのは確かよ」
ユリアーヌが手にしていたのは銀色に光るあのシートマスクのパッケージだった
狐につままれた様な男たちを連れてユリアーヌは冒険者ギルドに報告にむかった
ギルドはギルド長が対応した
ギルド長は最初ユリアーヌの報告にオーリ達と同様に訳がわからないといった反応だったが、女性のベテランのギルド長秘書が強引に割り込んで話を進めた
帰還したユリアーヌのプルプルのお肌はギルドにいた女性達の心を釘付けにしていた
ダンジョンの情報はユリアーヌのもちかえったシートパックの残りと共に瞬く間にのギルドの上層部の女性達に報告された
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某所
「ダンジョン運営基本法 第5条9項
ダンジョン運営説明、ダンジョン設営、モンスター召喚をチュートリアルとし、全てを終了したもののみダンジョンマスターとして人類にダンジョンをオープン出来る」
「はわわ」
「基礎の基礎の基礎だな
始末書追加決定」
「ひいい」
「ダンジョン運営説明がまるっと抜けるてるな
あのマスターはDPが何かもよくわかってないんじゃないか?」
「ぐふぅ」
「あら、それでもDP入ったみたいよぉ、20145pなんて初期ボーナス込みとはいえ、悪くないわ
それよりあのシートマスク私も欲しいんだけど」