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「んー、ちょーかわいいぃー」


ゴブにネイルしてあげた

ゴブはピュアピュアちゃんなメイクに仕上げてやったのでパールピンクのマニキュアがよく似合った

ワンポイントで中指にビジューを置いたら


「わたくしめに魔石など、、」


と言い出して泣きはじめた

イセカイ人の感覚わからないわ


メイクくずれるから、泣くなら涙出すな!メイドはハンカチ噛まない


「お客様が来店したら、まず『いらっしゃいませ』!

来店に気づかないとか1番ダメな奴だから!

はい、練習!言ってみて」


「「いらっしゃいませ!」」


「ゴブ、客を脅してんじゃないわよ

ウチは居酒屋じゃないし、もっとソフトに

この女の子キラキラの世界へようこそ!って感じで!

首は右45度でニコッだよ!


メイドは、もっとさりげなく!でも、しっかりお客様に向けて!」


そんなにハードル高くしてないつもりなんだけど、2人には難しいみたいだった

メイドはダメでも、ゴブお前は出来る子のはずだよ!


私もそろそろ飽き始めた頃、メイドは飲み屋のねーちゃんみたいに軽めな感じに進化していたが、ゴブはやっぱり出来る子だった


練習の途中からなんかキラキラしたエフェクトみたいなの出てたし!

最期は銀座の凱旋店にも出せそうな快心のいらっしゃいませが出た


「いらっしゃいませ(キラキラ)」


「え、あ、はい、お邪魔します」


私達の前には知らないおっさんが2人立っていた

お前らダレだ。


おっさんAはガチムチ系でなんか青いヨロイみたいのに、ゲームに出てくる剣みたいなの持ってる

おっさんBはタルみたいな体にきったない狐の頭のついたマントつけてる

女子要素ゼロ!

飲み屋のねーちゃんへの貢ぎ物でも買いに来たのか?


そんで青いガチムチとタルの後ろを見るともう2時人がいるみたいで足がみえる姿まではよく見えない

けど、ほこりっぽくってこいつらまじ客かよ!


「いらっしゃいませ

本日はどう言った物をお探しで?」


「ここ店屋だったのかよ」


タルがほざく


こんなかわいいミカリちゃんのお店に何てこと言ってくれるんだ

こいつらが最初客とか無いわー!ほんっと無いわ!

あ、でも看板出した記憶無い

うけるー


「んで、何を商いしてる店なんだ」


タルめ!意外としゃべるな!

そんでもって的確かよ!全然考えてなかったよ!


--

某所


「例の新人のダンジョン、近くにいた中級パーティ入りました、4人です

剣士、タンク、ヒーラー、斥候

バランスも悪くなさそうです」


「よりによって冒険者かよ、しかも中級」


「終わったな」


「まだ新ダンジョン一般オープンから20分だよ

今期最速だろうな」


「ねぇ、あそこダンジョン運営説明すっ飛ばしたでしょ?

アシスタントもネイムドされて無いみたいだし、本当にオープンしてよかったの?」


「あれっ?」


「「「「......」」」」

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