【 Box 】1
人は誰も、様々な箱を持っている。
その箱は自分を磨きあげるものでもあり、
自分を陥れるものでもある。
「おはよう!」
彼女は美紀。この物語の主人公である。
明るく天真爛漫な性格。を演じている。この子は、1つの箱を開けた。
【明るく元気】
「おはよう~」
「美紀ちゃん、今日も元気だね~(笑)」
美「うん!いっつも元気だよ!!!」
天真爛漫な性格になってしまえば、友達を作るのも容易いだろう。
しかし、彼女は欲望が強いために。
余計に箱を開け続けた。
【頭が良い】
「え!? 美香ちゃんまた満点?!」
美「いやいや、まぐれですって(笑)」
【運動ができる】
「アンカー追いかける!おっと抜かした!!抜かしたのはA組の山田美香!!」
美「楽勝だわ~(笑)」
【面白い】
「ここって、○○で××だよね!?」
美「いや、なんでや!違う言うたやん(笑)」
【ノリがいい】
「美香~1発芸してよ~(笑)」
美「えぇ、いいよ(笑)」
「まじ?! やった!」
そして、
【陰口】
美「奈津子ってさぁ……ちょっと気が合わないよね…(笑)」
美「なんか、空気読めないっていうか。うざいわ。」
「わかる~、調子に乗ってるよね!」
「この前さ、「明日って数学あるの~?」って言われて、はぁ?自分で黒板見ろよってか!」
美「うわぁ… 乙です(笑)」
クスクスクス アハハハ
こんな日常を続けていた。彼女。
箱は開けすぎてはいけません。
必要な時、必要ではない時を見極め適度に開けるのです。
彼女は、欲が強すぎた。
彼女は、もう1つ、また1つと開けていき、
罰が降りた。
【生意気】
「山田(美香)ってさ、なんか調子に乗ってるよね。」
「ね、何でもできるから何?って話。」
「それにさ、奈津子ちゃんの事を空気読めない、うざい、とか言ってたらしいよ。」
「まじか。お前もだけどね(笑)」
「ほんっと生意気。」
コソコソコソ
美「おはよ~!」
「………」
美「ん?どうしたの?何してる((」
「うるさいな。ついてこないでよ。」
美「…え」
「調子に乗りすぎ。」
美「え、何のことかわからないけど…」
「自分だって悪口言ってんのに、いい子ぶらないでよ。」
美「…それは、」
「言ってないとか言わないでよ。奈津子ちゃんの事言ってたって他の子から聞いたし。」
「悪いけど、もう話しかけないで。」
美「……」
人は、良くもなれるし悪くもなれます。
箱と言いましたが適度に相手に合わせることや、自分の意見をちゃんということも大切です。
人は、理不尽です。
自分に都合の良いことは良く受け入れ、
悪いことは悪くいい、省きます。
美香のようにはなりたくない。
周りの奴らも悪口言ってんじゃん。
理不尽すぎる。
そう思った人もいるでしょう。
でも、これが私の見てきた現状です。
では、また次にお会いしましょう。
希望があれば、続編書きたいと思います。
アドバイスや誤字があったら教えてください(´._.`)
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