クラス発表
学校につくと、もうクラス発表の名簿が昇降口にて配られていたようだ。
すると、突然
「あ〜お〜い〜‼︎、今年もクラス一緒だね‼︎」
カナだ。去年も同じクラスだったが、そのテンションと男好きな性格に、とてもついていけない。
でもそこで否定なんてできるわけがない。
「カナー‼︎、めっちゃ嬉しい♪、今年もよろしくね。」
そう言った。
クラス数の多いうちの学校だ、案の定、仲の良い人とは離れた、ましてや男子なんて知らない名前ばかりだった。
そう思っているうちに、予鈴がなった。
みんなに適当についていって、新しいクラスの2年8組へ入った。
先生は熱血教師って感じで、とても蒼のタイプではない。
このクラスでやっていけるのだろうか。
先生の指示にしたがって、男女1列ずつの席にならび変えた。
前から3番目。ラッキーなことに、後ろの子は去年仲良くなった、相馬未来、隣は小学校からの知り合いの、斎藤拓馬だった。
知り合いが多くてよかった。
だか1人、ミキの隣の席の人だけ知らなかった。
名前は、志賀凛斗顔はかっこいい、おまけにスタイルも良い。
運動神経は良いのだろうか?
友達は多そう、いろいろかんがえるけど席が近いだけ、そんな彼も話すことはないのだろう。
そう思った。
始業式の移動まで、教室で待機。
先生がそう言い残して教室をでた。
みんなが喋り始めた、私も後ろを向いて、ミキに話しかけた。
「ミキ〜‼︎クラス知らない人ばっかり〜泣」
「ミキもだよ〜泣」
「俺がいるじゃん‼︎」
拓馬だ。拓馬はいい人だけど、顔はあんまりだし、友達って感じだ。
「あ〜、はいはい、そーですねー笑笑」
「なんか冷たくね??笑笑」
ミキも含めて3人は笑った。
「ってかさー、もう中2だよ。早くね?笑」
そう私がいうと。
「今年こそは青春したい!!笑」
ミキはそういった。
男子が苦手な蒼には無縁の言葉だった。
すると移動の指示がはいった。
これからどうなるのだろうか、期待と不安を胸に、体育館へ向かった。