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僕は恋はするけど、僕には愛はないと思う!

作者: 七瀬
掲載日:2026/08/02





”僕は恋はするけど、僕には愛はないと思う!“




僕は昔からそうだった。

”恋は出来るけど、愛する事は僕には出来ないでいた。“

どんなに好きになっても、愛していないから長続きしない。

直ぐに好きになるし、付き合うまでに時間もかからない。

僕がその女の子を好きになったら、迷わず告白するからだ!

僕にとって”恋“をする時間は短い。

付き合ったら更に短くなるしね。

”飽きてしまうのか、どうしても長続きしないんだ。“




・・・僕が10代、20代前半までならこれでも良かったのだが、

20代後半になってくると? 仲が良かった男友達もどんどん結婚し

いって、気が付けば僕だけが取り残されていた。

無理して当時付き合ってた彼女と籍を一度入れた事があったのだが、

案の定、その彼女とは上手くいかず直ぐに離婚してしまった。




『”お前さ、もう結婚しないの?“』

『えぇ!?』

『い、いや? 俺もなかなか相手が見つからなくて結婚が程遠いって

いうかさ、もう俺らだけしか結婚してないから取り残されたくないん

だよな~。』

『それを言うなら僕もそうだよ、結婚するなら前もってお互い言うのは

どうかな?』

『ああ、そうだな! そうしよう。』

『”結婚するってこんなに難しいんだな~“』

『そうだね、好きな子がいても結婚ってなると違うと思うし!』

『そうそう、そうなんだよ。』

『遊び相手ならいいんだけど、結婚って考えるよな! 

それに俺にそんな家庭を持てるほど経済力ないし、自信もないんだよ。』

『うんうん、僕もそうだな~相手の女性を幸せにしてあげる自信がない!』

『結構、真面目に考えてんだな~』

『友多だってそうじゃん!』

『”お互い早く結婚出来たらいいな。“』

『そうだな!』






・・・数居た男友達の中で、僕と彼が唯一結婚出来ないで残ったふたり。

だからお互い”結婚“する時は、前もってお互い報告しようって話しに

なったんだ。



だけど? 彼は僕とは違う。

多分、彼は縁がないだけだ!

でも僕は”結婚出来ない男なんだよな。“

恋は出来ても相手の女性を愛せない!

だったら僕はこの先もう一人でもいいと思っているんだ。

もう結婚は諦めようと思っていた。








 *






・・・そこから半年。

僕は会社の先輩に連れられて”女装家が働いているお店に連れて行かれる。“

僕は初めての世界で、少しドキドキしながらお店に入る。

そこで思わぬ出会いをしてしまった!



『・・・えぇ!? ゆ、友多?』

『奏翔、ど、どうしてココに?』

『いや、会社の先輩に連れて来てもらって、、、。』

『”えぇ!? お前らー友達か?“』

『・・・あぁ、はい。』

『なんだよ奏翔は、友香の友達だったのか! 知ってたら直ぐに

ココに連れてってきてやったのに~!』

『もぉ~奏翔がセイ君の会社の後輩だなって知らなかったわ。』

『・・・・・・』

『”奏翔も直ぐにココになれるよ、友香はイイ女だろう。“』

『・・・と、友香? お、女?』

『なんかごめんね奏翔、』

『別に友多が謝んなくていいよ、ちゃんと僕が友多の話を聞いてあげら

れていたらこんな形で会わなかったし......。』

『・・・奏翔、』

『これからは今の友多も受け入れるから大丈夫だよ。』

『ありがとう!』

『じゃあーふたり共、お互い理解し合えた訳だし、さあー飲もうぜーい!』

『はい!』

『うん。』






・・・まさかな? 彼はどうやら”訳アリ男子だったらしい。“

まあ、僕もそうだ!

だから僕は少しホッとしたんだよな。

きっと僕も彼も”結婚“はこの先出来ないと思う!

それでも今が幸せなら、僕も彼も幸せなのだろう。

そんな人生だっていいよなって今はそう想えるようになったんだ。



最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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