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黒のピグメント

 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆



 ああ、確かにこの時までは海野とは親友だった。

 若い頃の思い出を糧にキャンバスに色を塗っていく

 師匠が死んだというのに、海野との思い出ばかり出てくる。

 それほどまでに自分と海野は深く繋がっていたのだなと思った。


 だがもうあの頃の関係には戻れないだろう。


 あの日のことはまだ許せない。それほどまでに衝撃的なことだった。


 プルルルとスマホがもう一度震える。

 そこに書かれていたのはやはり『海野 健司』の文字。あいつもしつこい男だ。


 私はスマホの電源を切って、再びキャンバスの前に座る。

 そして、筆先に黒の絵の具を浸けたのだった。



 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

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