絵本 クトゥルフの始まり。
9月12日
昔々、とある宇宙の片隅で神様が自分に良く似た神様を作り出し、眠りにつきました。
生まれたばかりの神様は大暴れ、あまりに煩いので1番遠くに居た神様が兄弟を与えた。
それでもまだ煩いので、2番目に遠い神様が太鼓打ちを与え、3番目に笛吹きを、4番目に揺り籠を。
それでも意味を成さない泣き声は止まず、5番目の神様はニャルラトホテプを、6番目の神様は夢を与えた。
それでも眠れぬ赤子の為に神々は次々に創造し、最後に1番近くに居た神様が一緒に眠りに付く事で、赤子は眠りに落ちた。
その事に気付いた1人の男が独り言を言いました、この世界は赤子の見る夢なのか、夢が赤子の居る世界なのか。
ニャルラトホテプが答えました。
『それを確認する為に、旅に出ようか』
そうして男と千面相の神様は地球を飛び出し旅に出ました。
月、火星、木星へ。
そうして世界の果てで眠る赤子の神様を見付けました。
次は1番近くに居る神様に会いに行き、2番目、3番目と会いに行き、赤子の神様を作った神様へ会いに行く途中、男と千面相の神様ははぐれてしまいました。
寂しがり屋のニャルラトホテプは泣きました、あまりに煩いので今度は近くの神様がマイノグーラを、次には妻を、そして1つの映画館を作りました。
そこでは1人の召喚者様の姿が映り、すっかり気の逸れた千面相の神様は大人しくなりました。
そうして何回も何回も、召喚者様が1番幸せになる物語を探し続けているのです。




