表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/56

【飛び梅】

3月30日より。

【飛び梅】


 とても優しい城主の庭に、1本の立派な梅の木が生えていました。

 それは異国の木で、寒い国でも育つからと譲られた木でした。


 その木は暖かな春には可憐な花を咲かせ、夏には大きな黄色い実を付けます。

 花も実もとても良い匂いで、城主は大切にしていました。


 所がある日、有能な城主は妬まれた事が原因で、汚名を着せられ僻地へ引っ越しを余儀無くされます。

 ですが次の家はとても遠く、急ぎでもあったので梅の木を一緒に連れて行く事が出来ません。


「すまない、どうか元気で居ておくれ」


 城主は泣きながら梅の木に詫びると、遠くへ行ってしまいました。


 それからと言うもの、何年経っても梅の木は咲かずのまま。

 いくら新しい城主が面倒を見ても咲かず、かと言って樹医が見ても、病気では無いと言います。


 そしてとうとう元の城主が亡くなった事を知った梅の木は、小枝を折り、風に吹かれます。

 亡き城主の傍へ。


 そして城主の墓の傍へ植わると、満開の花を咲き誇らせ続けました。

有名な菅原さんのお話しです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ