01
俺の名前はレオ・クローバー、15歳の少年だ
今からこのママン村で行われる、スキル鑑定
というもの
「えぇ〜それでは、これから子どもたちのスキル鑑定を行う」
占い師みたいな格好の人が前に立ってそう言う
人間は15歳になるとスキルが一つ開放される
火、水、林、風、雷、氷、土、光、闇
そのどれかが自分のスキルになる
例えば『火』のスキルだったら、火属性の魔法や特技が扱えるというわけだ
これ以外にもスキルがあり、料理だったり鍛冶
だったりと創作スキルがほとんどだ
それらを通称『ユニークスキル』という
「それでは、一番目の人は前に立って、この
水晶に手を当てろ」
「はい」
この村は、結構規模が大きい村なので、15歳の
子供は20人いる
そして、一番目の人が水晶に手を当て
『……風……Bランク』
「おぉ! 風のBだとよ!」
「まあまあすごいわね」
こんなふうにこのスキル鑑定は、村人全員が見ている
その後も次々と測っていった、しかも俺は、よりにもよって一番最後である
『火……Cランク』
『水……Bランク』
『土……Dランク』
そして、ある少女が水晶に手を当てると
『……ユニークスキル……料理』
「まぁ、ユニークスキルですって!」
「今回は、あの嬢ちゃんがユニークスキルか」
ユニークスキルは、かなり珍しい
まぁ、俺は、戦闘向けのスキルを貰って冒険者になりたいから、ここで出てきてくれるのは好都合だ
そんなことを思っていると隣から
「へっ! どいつもこいつも大したことねぇな!」
「そうね、周りのレベルが低すぎて、あくびが出ちゃうわ」
「早く回ってこないかなぁ、こんな雑魚共いいから早く測らせて」
愚痴を言っているこの三人は、村における
天才達、つまりエリートだ
右から、バイト、マイン、ブレア
エリートゆえ傲慢で自信家、そして、周りを見下してる
「おい、レオ、てめぇのスキルは、何かなぁ、ま! どうせヘボスキルに違いねぇけどよ!」
「「キャはハハハ!!」」
やたらとこいつらは、俺に構ってくる
俺が落ちこぼれだからだろう
そして、三人の番が回ってくる
最初に俺に暴言を吐いたバイトの番
『火……SSランク』
SSランクだと!? それは、確か10000人に一人発症するかしないかの確率でだぞ!?
「す、すごい!!」
「まさかこの村からSSランクが出るなんて……」
村人は全員興奮状態だった、そりゃそうだ
実際俺もめちゃくちゃ驚いてる
「まぁ、当然だろ!」
休む間もなく次は、マインの番だった
『氷……Sランク』
な、なにぃ!? Sランクだと!? 立て続けに
そんな高ランクを出しやがって!
「Sだとよ! すげぇな!」
そして、ブレアの番
『光……Sランク』
なななななななななんだってーーー!?
そりゃないぜ! 三人連続でそんなランク……
もはや村人は、興奮とは、言い切れないほどに
なっていた
「つ、ついにこの村にも光が……」
「神様……ありがとう」
神にもお礼を言っている奴もいた
そして、最後に俺の番が回ってきた
村人は期待と興奮に包まれていた
俺は、意を決して水晶に手を当てた
『……ユニークスキル……』
げっ!? ユニークスキルかよ、まぁいい
ユニークスキルの中にも戦闘向けのスキルが
あるからな、さぁ来い!
『……自爆』
え?
村人は全員固まった
じじ、自爆!?
「それでは、スキル鑑定を終了する、皆のものご苦労だった」
自爆ってスキルは、確かどれも自分の命を犠牲にして繰り出す……とんだゴミスキルじゃなねぇか!?
「ちょ、ちょっと待ってくれ! そんなはずは……」
俺は、占い師を引き止めた
それをバイト達は、爆笑していた
「ぶわっははは!! 『自爆』だとよ! まぁ落ちこぼれのレオにはぴったりだな!」
俺は、目の前が真っ暗になった
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