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年中さんとごっこ遊び

題名を1話にするか、名前を付けるか…すごい迷った。



さて、あんなに意気揚々と家を飛び出してきたのだが、車での移動だ。家は結構な田舎にあるため、徒歩で通うのは少し難しい。


「今日雨だから外で遊べないね」

あまりにも車の中で何も話さなかったからか、父が話しかけてきた。


「うん。けど皆でお絵かきも楽しーよ」


けど、結局お絵かきよりも…






「ねえねえ!家族ごっこしよー!」

だよねー。


「お絵描きは~?」

一応、悪足掻きで聞いてみる。


「お絵描きよりも家族ごっこがいいー!」




なんでこの年頃の子供ってごっこ遊び好きなのかな。あれ、疲れるからあんまりしたくないんだよね。それに…


「じゃあ、私がお母さん!」


「えー!うちがお母さんがいー!」


これだよねー…みんながお母さん役したがるっていう。


「あー、うちは子供役するね」

こんな時は早めに戦線離脱しておこう。それに、あんまりグダグダしていると…


「はーい、みんなー!おやつの時間だよー!」

きた!!神!!


ほかの保育園がどうかは知らないが、ここでは10時、15時におやつがあるため、時間が結構区切られるのだ。


お昼過ぎには昼寝があるし、おやつもあるし、どれだけダラダラしても別に怒られない。

クソガキは好きじゃないが、周りのみんなの成長後を知ってる身としては少し面白い。


「ほんと、天国…」


「?どうかした?」

隣で首をかしげながら上目遣いで聞いてくるこの男の子が、将来あんなデカくなるとは…世界は残酷だ。


「ううん、何でもない。これ持っていくね」

そうやって手に持っているのはたくさんのごっこ遊びのおもちゃが入った段ボールである。持っているといってもかなり大きいため、引きずっているの方が正しいが。結局ごっこ遊びからは抜け出せなかった…つら


「あのね、僕も一緒にやっていい?」


「?いいけど、どうかした?」


「あのね、りょーすけくんが…」

そうやって男の子、圭くんが指さしたのは私をごっこ遊びに誘ってきた女の子たちだった。

思わず半目になってしまったのは許してほしい。


「ああ、いいよ。うちがみんなに言っとくね」

やっぱ女の子はいつでも女の子だ。りょうすけくんにお父さん役やって!と迫っている。りょうすけくんとは、少し泣き虫だが、この保育園の同学年で一番背が高い男の子。(ちなみに、女子で一番高いのは私だ!!)足も速いし、顔もイケメン、成長してもあの優しい性格はそのままである。天は二物を与えすぎだと思う。同じ保育園の女の子たちの初恋キラーだ。


横にいる圭君と大体いつも一緒にいるのだが、ああやって女の子たちに囲まれていると大体私に救いを求めてくる。わかる。女の子の勢いってすごいよね。恋する乙女はいつの年齢でも強い。


「かなちゃん、あやちゃん、けいくんも一緒にやるって」


「いーよー、なにがいい?」


「なんでもいいよ」


あ、りょうすけくんが逃げてきた。


最終的に配役はお父さん役のりょうすけくん、お母さん役のかなちゃん、子供役の私、あやちゃん、けいくんだった。長女でずっとかなちゃんの料理手伝わされてた。何でやねん。



1万字とか書いてる人のことを尊敬するようにしよう

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