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プロローグ



いつの間にか幼女になっていた。



なんのこっちゃわからないが、その一言に尽きる。






「起きてる~?」

階下からそんな声が聞こえてきた。


「まだ起きてないー」

実際まだ横になっているし、目も閉じている。多分聞きたいことはそうじゃない気がするが、幼女だから許される。というか、これはある程度大きくなっても言っていたので私にとっては普通のことだ。


布団の中が温かく、また中に潜り込んでいると、そのうちに階段を上がる音が聞こえてきた。


「朝ごはんできたよー。ほら、下に行こ」

また抵抗するように布団にもぐるが、気にせず抱っこされた。しかも俗にいうお姫様抱っこだ。布団も引きはがされたので、あったかさを求めて母に引っ付いた。


「まだまだ甘えたがりだねー」

しょうがない、だって私は身体年齢4歳だ。


というか、これ(お姫様抱っこで起床)、前は小学校低学年まで朝ぐずっているとされていたんだが。

そんなことしてたから私は朝が苦手だったんだ、たぶん。


そんなことをウトウトしながら考えていると、朝ごはんの乗るテーブルの前に座らされた。足をぶらぶらとさせながらテレビを眺める。


…今日は雨か。


「あれ、ちゃんと目あけてる」

そんなことを話しかけてきたのは、5つ上の姉だ。


「だって起きてるもん」


「いっつもまだ目閉じてんじゃん」

むっ、失礼な。いつもじゃない、7割くらいだ。


くだらない会話をしながら時間をつぶしていると、朝ごはんを持ったお母さんが来た。

「あんまり時間無いから、早めに食べてね」


「んー」

さて、朝ごはんを食べながら状況を説明するとしよう。





といっても、私自身あまりよく理解できていない。


大学の授業をボケーっとしながら聞いていたら、いつの間にか幼女になってたのだ。こんなだから落単したりしたのだろう。


まあ、今までにボーっとしたことは数多くあるものの、まさかこんな目に合うとは思わなかったが。もちろん最初はかなりリアルな夢だと思った。授業中に寝落ちなど今までにたくさんあったからだ。しかし、さすがにこれが1ヶ月も続くと違うだろうなと思った。


幼女になった当時は夢だと思っていたため、これまた適当にボーっとしていた。小さい頃はよく公園などに連れていかれブランコや滑り台などで遊んでいたが、それ以外はあまり動かなかった。かなり心配された、と思う。庭や公園で遊ぶ回数が段違いに増えていたからだ。


まあ、小さいうちにたくさん動き回れば運動能力が上がるし、私も嫌がらずに遊びに行った。こんな適当人間でも、高校の頃に文化系の部活だったのに対してスポーツテストは三年連続Aだったのだ。周りにはかなり運動部に誘われたが、小学校、中学校で運動はやりつくした感がある。体育は好きだったが。




「準備できた?」

そんなことをうだうだ考えていると、父親が話しかけてきた。今日は父が保育園まで送ってくれるようだ。


「できた」

手袋をはめながらどたばたと玄関へ向かう。


「電気はー?」


「消したー!」

たぶん。


「じゃあ出発~?」「しんこー!」


さあ、きょうも幼女な一日が始まる。








初投稿、やっぱり文章どこかおかしくなってるかなー…

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