僕はコイツをどんな風に殺そうか!
僕は、子供の頃からずっと大嫌いな男がいる、、、!
僕の幼馴染の【真也】だ、、、!!!
子供の頃から、調子のいいやつで、、、!
何か、自分に都合がよくないと思う事は、、、?
何でもかんでも、僕に押し付けてくる、、、!!!
『葉一だったら? 俺の言いたい事、分かるよな~だから! 俺の代わりに
やってくれないか、、、!』
『ふざけんなよ! なんで僕が、、、!』
『まあ! そう言うなよ~! 葉一の母ちゃんと俺の父ちゃん、、、なんだか?
いい関係になってるらしいぜ! 俺の父ちゃんは、昔から女癖が悪い
からいいけど、、、? 葉一の母ちゃんって? PTAもやってるんだような~!
絵に描いたようなイイ人じゃん! バレたら、困るんじゃーねぇの!』
『・・・・・・』
『別に、悪いように使おうって訳じゃないんだよ~! ただ俺の言う事を
黙って聞いてくれないかって言ってるだけだ、、、!』
『・・・分かったよ、』
『やっぱり、お前は俺の唯一の親友だな~!』
『・・・・・・』
▽
真也は、人の弱みを握るのが上手い、、、!!!
僕も、自分の事じゃないけど、、、?
お母さんの事を、バラされるのは嫌だ、、、!!!
僕が幼い頃から、僕のお父さんとお母さんは喧嘩ばかりで、、、。
離婚しないのは、、、 『全て、僕の為!』
二人の関係は、冷え切っているのに無理矢理一緒にいるから、、、!
お互い顔を合わせれば、喧嘩ばかりで、、、。
・・・それに、真也のお父さんと僕のお母さんが仲良くしていたのを
僕も見た事がある、、、!
誰から見ても、恋人同士のようにベタベタしていた、、、!
僕も真也も、知っている事なのだけど、、、?
僕のお父さんが一流企業で働いているから世間体と言うか、、、?
【不倫】とか? 【離婚】とかは、、、?
仕事の出世に影響するらしい、、、!!!
*
まだ、僕も真也も小さかった頃は、仲が良かったんだ、、、!
だんだんと真也の本性が見えてくると、、、?
僕はコイツの事が、心の底から嫌いになった、、、!!!
僕の頭の中で、真也を何千回も殺した、、、!
でも、本当に殺さないといけないと本気で思うようになった、、、!
コイツ! 僕の彼女の朝菜にまで手を出そうとしている事が分かったからだ、、、!
『なあ~葉一! 朝菜、俺にくれないか、、、?』
『はぁ!? 何言ってんだよ! そんなの出来る訳ないだろう、、、!!!』
『よく聞けよ葉一! 俺はお前の弱みならいくらでもあるんだぞ! 分かって
んだろうな、、、!!!』
『・・・でも、朝菜はダメだ! もう直ぐ僕たちは結婚するんだよ、、、!!!』
『なんだよ~そんな事か! やめればいいじゃーん!!! あとは俺が朝菜の
事を幸せにするから、それでいいだろう、、、!』
『・・・分かったよ、』
『流石、葉一だな~! 物分かりがイイ、、、!!! 大丈夫だって! 俺が
ちゃんと、朝菜の事! 大事にするからさ~アハハ~』
『・・・・・・』
▼
僕は、あの時ほど、コイツを憎たらしいと思った事はない、、、!!!
【マジで! 本気で、コイツ、殺す!!!】
僕の頭の中で、この言葉がグルグルと回り出した、、、!!!
*
僕は直ぐに、朝菜に会ってこう話した、、、!
『ごめんね、こんな時間に、、、。』
『別にいいんだけど、、、? 何かあったの、、、?』
『少しの間、僕と会えなくなるよ! それと、真也とは絶対に連絡も会っても
ダメだからね! いい? 分かった、、、?』
『・・・どうしちゃったの? 葉一!』
『僕はね! どうしてもやらなくてはいけない事が出来たんだ、、、!!!
僕の事を信じて、何も言わないで! 僕を待っててくれないか、、、?』
『・・・うん、分かった! でも危ない事をしようと思ってないよね、、、?』
『あぁ、大丈夫だよ! 心配ない!!!』
『・・・なら? いいんだけど、、、。』
『じゃ~僕からまた連絡するから!』
『ううん。』
▽
僕はこうして、真也を殺す準備が出来た、、、!!!
コイツを殺す方法は、いろいろ考えた、、、!
交通事故を装ってひき逃げをして殺すか、、、?
通り魔で、ナイフで後ろからブスッと刺すか、、、?
毒薬を飲ませて殺してしまうか、、、?
本当に、いろいろ考えたのだけど、、、?
一番いいのは、人を殺したいと心底思っている奴に依頼する事にした、、、!
精神的に狂ったやつがイイ! 狂気的な奴が、、、!!!
人間の中には、血を見ると、、、?
必要以上に、興奮する奴がいるらしい、、、!
僕は、そういう奴を見つけて依頼する事にした、、、!
僕の知り合いに、そういう奴を知っている人がいて直ぐに引き受けてくれたんだ!
『なあ~真也! 今日の夜、どうしても大切な話があるから! 時間を空け
ててくれないか、、、?』
『あぁ~いいよ! 俺は問題ない! 飲みにでも行こうか~!』
『あぁ、』
*
僕はこの日、、、。
真也をベロンベロンに酔わせて、依頼した男に全て任せた、、、!
最後に僕と真也が交わした言葉は、、、?
『じゃ、』
『・・・葉一、いろいろごめんな、俺みたいなやつと友達になってくれたのは!
葉一だけだよ~! 本当に感謝しているんだ! ありがとう。』
『あぁ、もういいよ、』
▼
次の日の朝、、、。
テレビのニュースに、真也がナニモノかに殺されたと流れていた、、、!
殺した相手は、人を殺す事を楽しんでいる人間だとも言っていた、、、!
右耳をナイフで切り取り、致命的ところを避け、ナイフを何度も何度も刺し!
周りは血まみれで、何十か所とナイフのような刃物で刺されていたらしい...。
殺した相手は、怖がる姿を見て興奮して殺しを楽しんでいるような人間だ、、、!
殺された相手は、もがき苦しんで、亡くなったとも言っていた、、、!!!
僕は、これで、、、!
誰にも脅されて生きて行かなくていいんだと、、、。
ホッとしていたのに、、、。
ニュースをみた! 朝菜が僕に電話をかけてきてこう言った、、、!
『真也クンを殺したの? 葉一なの、、、?』
『えぇ!?』
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