表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
心がバカンスに出掛けています。  作者: きよらんて
23/27

『恥』を認める。

私はスピリチュアルなことにアレルギーがあります。

自分の勘とかインスピレーションとか見えない力とか幽霊とか、全部アレルギー‼

嫌いじゃないけど、アレルギーって辛い……。


カニ嫌いじゃないけど、食べたらアレルギー出るから見るのもイヤ……って気持ちに近い。

スギの花粉症だから、スギの花粉が飛沫してるだけでカユイ‼って言うのと同じ。


神様が~、思し召し~、宇宙のパワーとか、アレルギー‼

でも見えない力ってあると思うし、刑事の勘とか女の勘とか、宇宙人や幽霊もあると思ってる。

それをいってる人もありだと思ってる。

でも私はご遠慮したいな~、私をその世界に連れていくのはやめて欲しいなぁ~、と思っていました。


昔からそうなのかと言うとそうでもなくて、スピリチュアルなものって実は好きで、幽霊もいると思ってるし、見えない力とか魔法とか使えたらいいなぁ~と思ってましたし、本を読んでたこともあります。

宇宙人や幽霊を見たいとは思ったことなかったですけどね!(笑)

だって怖いもん‼(笑)


なんで極度にアレルギーになったのかって言うと、単純に嫌な経験をしたからです。

これがいい経験だったら、のめり込んでいたんだろうなぁ~と思うので、今となってはマイナスに作用して良かったんだと思います。


皆さん、『集団催眠』に掛かったことありますか?

私はあります。

私、パパちゃんに子供たち、私の弟を巻き込んだ、夕方から明け方まで続いた騒動なんですけど、私の記憶から抹殺したいほどの恥ずかしい経験でもあります。


私と子供たちが元夫から逃れて避難所に身を寄せている時に出会った、同時二十歳過ぎの女の子が事の発端であります。

彼女は自称幽霊が見える子で、『私は先の事が見える』と豪語していました。

自分を助けてくれる人が分かるそうで、その人の言う通りにすれば自分は幸せになれるんだそうです。


今思えば人の親切心に漬け込んでいるだけなんだな……と思うのですが、避難所って少し特殊な場所でほとんどの人が人を利用することばかり考えている人たちが沢山集まっているようで、一般常識の枠の外にある場所と感じます。

そんな場所で出会うと言うことは、相当自分の意思をしっかり持っていないと容易く流されてしまうと言うこと。

私もしっかり自分の意思を持ってると思っていましたが、全く持てていなかった。

持っていたら元夫から暴力を受ける前に逃げてるだろうし、夫婦関係を改善していたと思います。


そんな避難所で出会った彼女は、同じ避難した人たちから餌食にされていました。

ある人から携帯の名義人にされたり、借金の名義人にされたり、風俗に回されたり、お金を無心されたりしていました。

私は何度も彼女によく考えるように言いましたが、彼女は全部分かってると言い張り、逆に食い物にしている人たちに感謝していたりしていました。


避難所から早く出ないといけないんだ、その為に風俗で働く口と住む場所を私に提供してくれているんだと言います。

『私が彼女たちを利用している』と豪語しているのです。


私は彼女が避難所から脱走した数日後に、その施設を後にしましたが、結局彼女は利用したと思っていた人から脅されていて自分は彼女から逃げないといけないから、自分を助けるように言われました。

私もほっといたらいいのに、手助けをしてしまいます。

しかも弟やパパちゃんの手を借りて……。


彼女は私が彼女を助けることは知っていた、そうなるように私が仕向けていたと言います。

私の弟やパパちゃんが自分を助けるのは、彼女の事が可愛くて大切だからだと言いました。


この頃少しづつイライラする自分がいましたが、私はその気持ちを抑圧していい人を演じることで精一杯になっていました。

弟やパパちゃんから苦情が出ないように、必死で手を回していました。

二人から『お前が頼むから手を貸してることを忘れるなよ』と釘を刺されていました。

要はこの件に関する責任は依頼した私にあると言うこと。


なんでも知ってる彼女はその事も分かっていたんだったらいいですが、そんな訳ありません。

これでも断ることが出来なかった私の責任であることも当然です。

彼らに迷惑を掛けたのは彼女ではなく、紛れもなく私。

人を巻き込んで安請け合いした私の責任なのです。


嫌われたり、文句を言われる覚悟がない私は、更なる問題を起こしてしまいます。


それが『集団催眠事件』。


その日彼女は我が家にお泊まりに来ていました。

パパちゃんは仕事に出掛け、子供たちは小学校と保育所に。

昼過ぎ頃から彼女は幽霊の話を始めます。

私は怖がりで、すぐに怯えてしまいます。

すると部屋の温度が急に下がったように感じました。

彼女は幽霊が寄ってきたからだと言います。

確かにそんな話をしたら寄ってくると言いますが、ただ単に私が怖がりで体温を下げただけって話なんです!(笑)


しかし信じやすい私、そうなんだ!と思ってしまうおバカさん。

彼女の言うままにあれこれと支度を始めました。

この状態(幽霊が集まってる状態)を解決するには、私の弟を呼ばなくてはいけない。と言われると仕事の後に家に来るように言い、今日はよくない日だから仕事を休むように言われたら仕事を休みました。


晩御飯を食べた後、本番です!

仕事から帰った二人と子供達に、今日の昼に起こった話をして、彼女は避難所で知り合った高校生の女の子に電話を掛け、話をし始めましたが急に電話の相手が訳の分からないことを言い出して、突然電話が切れたと皆に言います。

皆、神妙な顔で彼女の話を聞き、これはよからぬ事の始まりだと思い始めました。


弟も霊感があるそうで、娘も小4くらいに高熱を出した後から幽霊が見えると言い、長男も嫌な予感がするときは耳鳴りがして危険を知らせてくれると言い、次男は赤ちゃんの時から何もないところに手を振ったり、人が通れないところにおばあちゃんがいてると言ったりしてました。

そしてパパちゃんは何かの気配を感じたり、人からオーラが見える人。

私は気配を感じたり、人や植物、動物から色や形が見える。


避難所から出た時に住んでる場所と私や子供たちは相性が悪かったのか、玄関から庭に出る直線上が幽霊の通り道だったんだそうです。

子供たち、パパちゃん、弟、彼女共に、ここは通り道と引っ越した少し後にバラバラのタイミングで言っていました。

私は分からなかったんですけどね。

皆して、ここを通る幽霊さんたちは私に一生懸命話し掛けてるって言うのですが、全く分かりません。怖いから止めてと思うほどでした。(笑)


準備万端に整えたので、もう皆でエスカレートするしかありません。

弟は子供たちの部屋の押し入れから、自分に向かって手招きしていたと、後で言います。

パパちゃんも娘も何かが沢山集まってきていたと言います。

皆、何かが見えていたようで、最後は私が祓ったと言いました。

私は恐怖で発狂していただけなんですけどね。(笑)


私が祓ったらしい後で、今後寄り付かないようにさせるために『あそこに行かなければ!』『◯◯しに行かなければ!』と皆で話し合ったり、良くないものを片っ端から捨てたりと早朝に皆でワタワタしてました。


今思えば夜中から明け方まで、近所迷惑なことしていたなぁ~と思います。

良くないものを捨てるって、不要なものを捨てただけでしたし、『◯◯しに行かなければ!』もただのレジャーの計画をお告げのように言ってただけ、夜中に皆でばか騒ぎしていただけでした。


彼女はきっと幽霊が見えるんだと思うし、先が読めるのかも知れませんが、依存出来るところを見つけるのが上手なだけでだったと思います。

娘もパパちゃんも、弟も目に見えないものが見えるんだと思いますが、振り回されずに見えるからどうするんだと考えるようになったようです。


私がアレルギーになっていた理由は単純で、目に見えないものを私に初めて説明したのが彼女であって、それによってて痛い目をしたからアレルギーになっただけ。

自分の意思でどうするかを考えずに、彼女にその方面で依存してしまったからだと思っています。

きちんと自分で調べたり、色んな人の話を聞いて、自分なりに答えを出していなかったのが、一番の原因だったんだと思います。


その後、私は彼女と決別しました。

『目に見えない力はあると思う、幽霊もいると思う、何かしらの力は働いていると思う、でも私の未来は私が決めたい』と言いました。

彼女は怒ってました。

『信じないのは勝手やけど、決まってるものは決まってるもん』


私がスピリチュアルにアレルギーなった一番は

『人を利用してまで、自分が楽になるため』に使われることだったんだと気が付きました。

人が不幸になるのを分かっていても、迷惑になることを分かっていても、自分の欲の為に人を利用しようとする気持ちが嫌い。


先の事が分かっているなら、その人が自分のために払う対価を理解した上でやってくれ、その対価を自分も支払うつもりでやってくれと思うのです。


見えない力はあるのだと思います。

私にも勘やインスピレーションはあるのだと思います。

皆が幸せになるために、循環させるために、使えるのなら私は使いたいと思います。


近頃、共鳴するとはどんなことなのかが分かるようになり始めました。

私の友達が何かを乗り越えるために、投下された出来事は少なからず自分も乗り越えないといけない物があるんだと思いました。

友達の話を聞き、形を変えて私に課題が投下されます。

その1つに先日のケンカや大勢の人が苦手、スピリチュアルが苦手と言ったものが、無意識から表層に出てきたのだと思います。


私の文章を読むことで不快に気持ちになったり、そう言えばこれとよく似ていると思い出したりする人もいるかもしれません。

それはある種の共鳴したのかもしれない。

誰かの課題は、自分の課題かもしれません。

自分の課題も、誰かの課題かもしれません。


何かを呼び起こすことでその人の課題が目の前に現れたら、それはラッキーなことなのかもしれないと思うようになりました。

乗り越えるチャンスを与えてくれたんだと思うようになりました。

そのチャンスを乗り越えることで、苦手だったものと向き合い、受け入れれるようになるのだったら、スピリチュアルな物も認めてもいいのかも知れないと思います。


今回のこの話は、私にとっての黒歴史‼

文章にして、晒すのはとてつもなく恥ずかしいことです。

自分の意思の弱さや人に迷惑を掛けたことなど、更に情けなくなります。

『穴を掘って‼そこ埋まるから‼』と言いたくなるほどです!


しかしこうやって、恥ずかしいことを公表することで私の中で終止符が打たれます。

一つ乗り越えたと言うことなんです。


今思えば、恥ずかしいけどいい経験をさせてもらえたと思います。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ