一夜の恋
部屋全体ががあなたの体の様に息づいている
熱い、とても熱い
その熱い空気が言葉の波長を作る
その波は海の様な波となり
大きな音になる
ゆらゆらとことばがゆれるからだがゆれる
生まれたばかりの新鮮なあなたの言葉
薄いピンク色の唇の様なかたちのことばに
愛を求めて唇が触れる
言葉に酔いながらわずかな時間の
幸せを感じるけれど
永遠と言う時間で無い事を悟るとき
唇はことばの冷たさを感じてしまう
部屋は静まり取り残されたのは
二人のうちのどちらなのだろうか
冷えた空気が漂っている