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魔法文明の誕生(1)

俺は風竜王のレミア、色んな所を旅してる訳で、今はロドキア大陸に立ち寄った所なんだ。たどり着いて早々に目の前には不可解な物がある訳で、どうしたものかと困惑してる


その不可解な物は、人間と機械をごちゃごちゃにしたとしか言いようのない物体な訳で、俺としても意味がわからない


レミア

『えーと・・・生きてる?』


とりあえず話しかけてみる


謎の物体

『誰か・・・居るのか・・・?』


おおっ、喋ったよ


レミア

『お前はいったいなんなの?こんな所にぶっ倒れられても邪魔な訳で』


謎の物体

『魔力を・・・分けてくれ・・・動けない・・・』


魔力を動力源にでもしてるのかな?この大陸の特産品は魔力を使用した道具な訳で、こんなでっかいのも居るかもしれない


とりあえず、魔力の結晶を取り出してみる。これはガイア大陸で発掘できる訳で、ロドキア大陸はこれを輸入して、魔道具を輸出してたりする。


その謎の物体は魔力を探知でもしたのか、何かよくわからない機械の腕のようなもので魔力の結晶を持っていくと、何か普通に食いやがった。


クロエルス

『助かった。俺はレイズ・クロエルス。』


レミア

『俺はレミアだよ。ところで、何で動かないの?』


そのクロエルスとか言う奴は未だに微動だにしない訳で、辛うじて人間の顔の部分だけが動いてる


クロエルス

『動くにはまだ魔力が足らない。下手に動くとまた魔力切れになるからな』


相当燃費悪いな、でも魔力の結晶はそんなに持って無い訳で・・・そういえば、竜の血って結構魔力があるって聞いた事があるよ。自分の腕を切って瓶の中に血を入れていく、俺は今は人間の姿をしてる訳だけど、本来は風竜王だからこれくらい全然平気


ついでに、瓶に入れた血に、ここぞとばかりに魔力を注ぎ込んでみる。

もうなんか、血が凄い輝いてる気がしなくもない


レミア

『さて!これを飲んでみろ!』


クロエルス

『おいちょっと待て!何を・・・!』


無理やり口に突っ込んで飲ませる、一瓶分全部一気に飲ませるのは意外と難しかった


レミア

『流石俺だね!凄いだろ!』


クロエルス

『鉄の味が!?何だこの魔力!?いったい何者!?』


それは俺が聞きたいからね?意味がわからない物体に何者って言われても、お前が何者だよって言うしか無い訳で


レミア

『俺は風竜王のレミアだよ』


クロエルス

『竜王!?いや、でも確かに・・・人の姿で魔力が有るって事は・・・』


そうだよね、人間には魔力なんて無いし、魔力の有る竜だって、人間の姿になれるのは竜王だけな訳で


レミア

『理解してくれた?』


クロエルス

『もう、困惑し過ぎて冷静になれた気がする・・・』


良かったじゃん、困惑されてもこっちが困惑する訳で、話が進まないし


レミア

『そろそろ、君の事を教えてくれないか?』


クロエルス

『わかった、少し待ってろ・・・うぐっ!』


クロエルスは何か呻くと、機械の部分が人の部分に吸収されていき、最終的には完全に人間の姿になった訳だけど


レミア

『とりあえず、服を着なよ』


マントを投げつけた

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