思いつかないからその場凌ぎ2
お題(吸血鬼)
美和
『暇ねぇー』
路亜
『美和さん、疑問があるのですが・・・』
美和
『何よぉ』
路亜
『あの人誰ですか?』
ジダイガ
『何だ?私の事か?』
美和
『路亜、ジダイガの事は気にしなくていいわよー』
路亜
『そうですか』
美和
『それよりもねぇ、私はあらゆる動物の遺伝子を取り入れてそれぞれの能力が使えるけどぉ・・・そろそろ新しい能力が欲しいわぁ、吸血鬼とか?』
路亜
『いやいや、無いですよ』
ジダイガ
『いや、知り合いに一人居る』
路亜
『一体何者なんですか!?』
美和
『じゃあ呼んでぇ』
路亜
『スルーですか!?しかも呼べる訳・・・』
ジダイガ
『連れて来た』
路亜
『何普通に空間に穴を空けてるんですか!?極小世界のワームホールを使うにしてもあれは原子より小さいはずですよ!?』
ハール
『えっ!?ここどこ!?ジダイガ!!?』
美和
『さてぇ、吸血鬼の遺伝子を貰いましょうか?』
ハール
『あの人怖い!右腕が変形して口みたいになって牙みたいなのまで生えてきてるよ!?しかも僕は吸血鬼じゃないし!?』
ジダイガ
『後は頑張れ』
美和
『じゃああなたの牙は何のためかしらぁ?』
ハール
『いや、血を吸えない事は無いけど、基本的には毒を血流に流して脳を破壊して操り人形にすることだよ』
美和
『じゃあ血を吸わないのかしらぁ?』
ハール
『うーん、吸血はあまりしないなあ。僕はそこまで体力使ってる訳でもないし・・・実は栄養剤があれば血を吸う必要も無いんだよね』
美和
『まあいいわ、あなたの細胞を寄越しなさい』
ハール
『うわあああ!!?』
路亜
『何ですか・・・この混沌状態・・・』
ハール
『助けてよ!?何で僕がこんな事に!??』
路亜
『無理です、頑張って下さい名も知らぬ吸血鬼さん』
ハール
『だから!僕は吸血鬼じゃないよ!!』