どっかの黒族の日常
レビア視点
レビア
『おーい、コールド、ソラ、どこに居るんだよー』
せっかくロウティバまで行って沢山の薬草を持って来たのに二人とも居ないじゃないか
仕方ない、イエロザの海で魚釣りでもしてるか
???
『お前は錬金術師か?』
何か背中を叩かれて振り向くと、金髪の少年が居た
レビア
『私は錬金術師のレビアだが?』
グレイ
『俺はギルドのグレイだ。炎の賢者ギルマンからの依頼でお前を拘束する!』
レビア
『何で拘束されなくてはならないんだ!?』
悪いことをした覚えは無いはずだ
グレイ
『ギルマンがお前ら錬金術師の話を聞きたいらしい、二人に逃げられたからお前を逃がす訳にいかない!』
コールドとソラか!私を見捨てたな!
レビア
『私は捕まりたく無い、錬金術(睡眠薬)』
ポケットの中の薬草を掴み、睡眠薬に変換する。私は薬品を造る能力を持っている。ソラは金属で色んな物を作れますし、コールドは物質を模写できます
グレイ
『うげっ、そんな抵抗しなくてもいいじゃん』
レビア
『では、帰って下さい。私達はギルドと関わるつもりはありません』
グレイ
『嫌だね、この依頼は報酬がいいんだよ!』
レビア
『そんなの私には関係ないですよ!』
グレイ
『それなら力ずくで・・・?』
ヒューン、グサッ
レビア
『わわっ!?』
空からナイフが降ってきてそこの賞金稼ぎに刺さりました
グレイ
『いてえ・・・、誰だ!ナイフ何か降らせてるのは!』
ソラ
『わたくしですわ、金属さえあればいくらでも作れますもの、錬金術(金属定状化)』
ヒューン、ヒューン、ヒューン
グレイ
『止めろー!!』
翼で空を飛んでいるソラは沢山のナイフを降らして賞金稼ぎを追い払ったのですが・・・
レビア
『私にも刺さったのですが!?』
ソラ
『あら、あなたは黒族なので気にしなかったのよ』
みんな黒族の扱いが雑だと思うのですよ・・・
レビア
『ハア・・・、コールドはどうしたのです?』
ソラ
『魔道具の制作してますわ、わたくしもそろそろ何か創ろうかと考えてるのよ』
レビア
『特殊な武器とかは?必要な薬品は私が作ります』
ソラ
『それもいいですわ』
レビア
『では早速、集めた薬草で薬品を作ります。何が必要ですか?』
安定の時代のちょっとした日常