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ひまつぶしに書いた随筆  作者: 檻の熊さん
9/11

世間の皆さんが、1万円札しか払わなくなる病気にかかるとき

 大した話題ではございませんが、12月になるとある日を境に釣銭不足に悩むようになります。

 なんとなれば、気が付くとレジの中が1万円札だけに成っている。

 ボーナスシーズンなんですね。

 これが、1月もしばらく過ぎると千円札ばかりに成ります。

 南無阿弥陀仏。


 それはさておき、高病原性鳥インフルエンザの影響で鷹狩り(実猟)が難しい世の中になってまいりました。

 なにしろ、うっかり獲物を捕らせてみたら、そのカモなりが排出しているウイルスに鷹が感染して死亡してしまう場合がある事がハッキリしてきたのです。


 以前は、「弱った野鳥や死んでいる野鳥に気を付けよう」と言っていたに過ぎなかったのです。

 ところが、鷹狩りで捕獲していた野鳥というのは「元気な野鳥」です。

 死にかけたカモがウイルスを大量にバラ播いているというならいざ知らず、普通に生活しているカモが致死的な経過を促すウイルスを排出しているらしい、しかもそれが自然の中で日常的に行われているであろう行為であっても危険であると、そういう事に成ったのです。

 懸念はあっても,長い間実例がなかったのです。


 高病原性鳥インフルエンザというのは、変異性の強いウイルスで、ニワトリに対しては致死率100%くらいのウイルスなので家畜伝染病予防法によってコントロールが試みられますが、他の鳥種、特に野鳥については毎年遺伝的に違うウイルスが流行するので、実際に流行があるまで「どんなトリが死ぬのか?」わかりません。

 よく「ウイルス亜型」というのが出てまいりますが、「高病原性である」「ヒトに感染するかもしれない」といった大ざっぱな傾向が分かるだけで、○年前に流行した同じウイルス亜型が感染死させた野鳥の種類が、今季の流行でも同じ傾向になるとは限らないのです。

 結構面倒です。


 期待された抗ウイルス薬も、発症鳥を治してくれるとは限らないみたいですし、あとはワクチンを試してみるだけです。

 これも、農林水産省とか環境省とか、他の省庁も出てくるんでしょうか(?)、考えに違いがあるらしく、簡単に解禁となったりはしないようです。

 面倒です。

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