彼女は和の国を堪能する
爆買いする二人
テレーズとボーモンの和の国ハネムーン二日目。二人は温泉巡りを楽しむことにした。温泉街で露天風呂巡りを楽しむ二人。男湯と女湯に別れるので一緒には入れないが、お土産の入浴剤も買い露天風呂の感想をお互いに伝え合う。
「それで、露天風呂から見た雪景色がとっても綺麗でした！」
「こちらも雪化粧した山々の風景を楽しむ露天風呂がとても心地よかった」
「温泉の効能に美肌効果があって、いつもよりすべすべになりましたよ！」
「それは良かった。私も肩凝り改善の効能があったおかげでだいぶ楽になった」
「たくさん良い景色の温泉を楽しめて、色んな効能もあって素敵でしたね！」
テレーズはにっこにこでそんなテレーズにボーモンも笑顔になる。
「そうだな。神社仏閣に温泉街。一つの街でこれほど楽しめるとは、和の国は素晴らしいな」
「素敵ですね！」
「さて、次はどこの観光に行こうか」
「水墨画の鑑賞などどうでしょうか！？」
「それはいいな。そうしよう」
ということで水墨画を買えるお店に立ち寄るテレーズとボーモン。
「これが世に名高い水墨画か。シンプルでありながらダイナミックで奥深い。美しいな」
「人気の画家の作品は高いですけど、是非買っていきたいですね！」
「ああ、土産に買って帰ろう。動物の擬人化した絵なんかもあるんだな。動物が立って歩く絵もなかなか珍しい」
「じゃあこれとこれは買いで！」
「そうだな。こっちの絵は海の荒々しさを上手く表現しているな。こっちも買おうか」
水墨画を楽しみつつなんだかんだで爆買いするテレーズとボーモン。中にはなかなかに値の張る水墨画もあるが、二人はお金は持っているので問題なかった。次々と飛ぶように売れる水墨画に、店の店主の方がびっくりしていた。
「あ、そうだ！本場の着物も見ていきましょう！」
「よし。私と君の着物をいくつか揃えようか」
「わーい！」
ということで次は呉服屋さんに赴くテレーズとボーモン。
「見てください、ボーモン様！この着物ボーモン様に似合います！」
「そうだろうか？なら買っておこう。君にはこの着物がいいんじゃないか？」
「えへへ。じゃあ買ってくれますか？」
「もちろんだ。君が美しく飾り立てる姿は私にとっても至福だからな」
「もう、ボーモン様ったら！」
無自覚にイチャイチャしつつ爆買いするテレーズとボーモン。気付けば相当な量のお土産になったが、保存魔法を掛け空間魔法で仕舞い込み持ち運ぶのでそこまで嵩張らない。
和の国ハネムーンを楽しむ二人は、まさに新婚のイチャイチャぶりであり幸せそのものであった。
でもお財布の中は暖かいので大丈夫
