表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
36/103

彼女はシェフからも祝われる

シリルはシリルの得意分野でお祝いの気持ちを込めます

テレーズはボーモンにエスコートされ、食堂に行く。するとそこには、ハンバーグやナポリタン、グラタンやフライドポテト、ナゲットなどなど、テレーズの好物ばかりが並んでいた。


「わあ……!すごい……!ボーモン様、ありがとうございます!」


「君のためならお安い御用だ」


テレーズはボーモンにお礼を言うと、そっと控えていたシリルの元へ行く。


「シリルさん、作ってくれたんですよね?ありがとう!」


「いえ。俺にはプレゼントを買ったりは出来ませんから、せめて料理で喜んでいただければ幸いです」


「すっごく嬉しいです!ありがとう!じゃあ、早速いただきます!」


テレーズはシリルの元から離れて料理に向かう。どれも美味しそうで迷うが、とりあえず目についたものを片っ端から皿に盛りボーモンと一緒に食べる。


「美味しいか?テレーズ」


「すっごく美味しいです!」


「それは良かった」


ボーモンはテレーズの頬についたミートソースを拭ってやる。そのままぺろりとその指を舐める。その仲睦まじい様子に使用人たちはほっこりした。


「ボーモン様、私、こうしてお誕生日にボーモン様と一緒にいられてすごく幸せです」


「それは良かった。来年からはパーティーも開こう。もちろん私はその時だって常に隣にいる」


「楽しみです!」


テレーズはまだ見ぬお誕生日パーティーに妄想を膨らませている。やっぱりお誕生日パーティーをやってやれればよかったかもしれないとボーモンは少し落ち込むが、美味しい美味しいと食べるテレーズは確かに幸せそうなのでまあいいかと思い直す。


「テレーズ様、お誕生日おめでとうございます!」


「奥様、お誕生日おめでとうございます!」


シリルの他の使用人たちも口々にテレーズにお祝いの言葉をかける。テレーズは照れながらも満更ではない様子だ。


お腹いっぱい食べたテレーズ。好物ばかりがたくさん用意されていただけあって結構食べたが、まだたくさん残っている。勿体ないなぁと凝視するテレーズにボーモンは言った。


「テレーズ。その残りは希望する使用人たちに分け与えるから、無駄にはならない。安心しろ」


「!ボーモン様、ありがとうございます!」


またもニッコニコになるテレーズ。彼女は感情を隠さないので、わかりやすく可愛らしい。ボーモンはそんな彼女の頭を撫でた後、その手を引いて広間へ向かった。テレーズはそんなボーモンになんの疑問も持たずにただついて行く。広間へ到着して、テレーズは目を丸くすることとなった。

ところで焼うどんが美味しい季節ですね!食べたいです!美味しい焼うどんの冷凍食品とかコンビニにないかな!?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ